化膿に効果的な抗生物質塗り薬市販薬9選!|原因や症状に合わせた選び方や注意点も【薬剤師解説】
化膿に効果的な抗生物質はある?なんていう薬?
化膿に効果的な抗生物質は、細菌の増殖を抑えることで炎症を鎮め、傷の治りを助けます。
主に皮膚の化膿に用いられる抗生物質には、バシトラシン、フラジオマイシン、オキシテトラサイクリン、クロラムフェニコールなどがあります。
これらは細菌の細胞壁やタンパク質合成を阻害し、感染の進行を防ぐ働きをします。
市販薬の中で抗生物質を含むものには、「ドルマイシン軟膏」や「テラマイシン軟膏a」などがあります。これらは主に切り傷や擦り傷、湿疹などの化膿に対処する塗り薬です。
ただし、傷が深い場合や、赤みや腫れが広がる場合は、市販薬では対応が難しいこともあります。
必要に応じて医療機関を受診しましょう。
化膿をおこしてしまったときへの対策法
化膿を起こしてしまったら、まずは患部を清潔に保つことが大切です。
水道水でしっかり洗い流し、汚れや異物を取り除きます。消毒薬は細胞の修復を妨げることがあるため、基本的には使用せず、必要な場合のみ医師の指示に従いましょう。
その後、抗生物質を含む塗り薬を使用し、傷口をガーゼなどで保護します。
絆創膏を長時間貼りっぱなしにすると細菌が繁殖しやすくなるため、1日1回は交換することが重要です。
痛みや腫れが続く場合は、医療機関を受診しましょう。
化膿止めを使うべきシーンは?
化膿止めを使用すべきシーンは、傷口がすでに細菌感染を起こしている、または感染のリスクが高い場合です。
例えば、傷口から黄色や緑色の膿が出ている、赤く腫れて熱を持っている、痛みが強くなっているといった症状がある場合は、抗生物質入りの塗り薬を使うのが適切です。
また、虫刺されや湿疹をかきむしった結果、傷ができてしまい、じゅくじゅくしている場合も化膿止めの使用が推奨されます。
ただし、傷が深い、出血が止まらない、発熱がある場合は市販薬ではなく、医療機関での診察を受けることが必要です。
市販で購入できる抗生物質の飲み薬はある?
市販で購入できる抗生物質の飲み薬はありません。
抗生物質は医師の診察と処方が必要な医薬品であり、自己判断で服用すると効果が不十分だったり、副作用を引き起こすリスクがあるため、市販は認められていません。
一方で、市販薬の中には殺菌・消毒成分を含む外用薬や、炎症を抑える成分を含んだ塗り薬があります。
軽い化膿であれば、抗生物質入りの塗り薬で対処できますが、症状が長引く場合や悪化する場合は、医師の診察を受け、適切な治療を受けることが重要です。
【症状別】化膿に効果的な塗り薬抗生物質の選び方
化膿した傷を適切に治療するためには、症状に合った抗生物質入りの塗り薬を選ぶことが重要です。
膿が出ている傷には抗生物質が配合された薬、軽い擦り傷には保護成分、かゆみを伴う傷には抗ヒスタミン薬や局所麻酔薬などが効果的です。
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患部が赤く腫れている・膿が出ている症状には抗生物質
患部が赤く腫れていたり、膿が出ている場合は細菌感染が進行している可能性が高いため、抗生物質が含まれた塗り薬を使用することが推奨されます。
例えば、「ドルマイシン軟膏」や「クロマイ-P軟膏AS」には抗生物質が配合されており、細菌の増殖を抑えて炎症を鎮める効果があります。
また、傷の状態によってはステロイドが含まれる薬を使うことで炎症を素早く抑えられますが、長期間の使用は副作用のリスクがあるため注意が必要です。症状が悪化する場合は医師の診察を受けましょう。
軽い擦り傷や切り傷には皮膚を保護する成分
軽い擦り傷や切り傷の場合、細菌感染を防ぐために、皮膚を保護する成分が含まれた塗り薬を選ぶと良いでしょう。
また、保湿成分が含まれているものを使用すると、傷口の乾燥を防ぎ、よりスムーズな回復を促すことができます。
小さな傷であれば、ワセリンを塗って乾燥を防ぐだけでも十分なケアとなることもあります。
かゆみを伴う傷には局所麻酔薬や抗ヒスタミン薬
傷口にかゆみを伴う場合、局所麻酔薬や抗ヒスタミン薬が含まれた塗り薬が効果的です。
例えば、「キズカイン」にはリドカインという局所麻酔成分が含まれており、かゆみや痛みを和らげます。
かきむしると傷が悪化し、化膿のリスクが高まるため、症状が続く場合は薬を適切に使用することが大切です。
ただし、傷が化膿してきたり、かゆみがおさまらない場合は、早めに医師の診察を受けましょう。
