「まだまだ」は可能性の証。新潟のルーキー稲村隼翔が語る日本代表への熱き思い。プレミア移籍報道の高井幸大への称賛も
「(高井は)サイズもありますし、ボールの扱いも上手。やられる雰囲気がなくて安心して見られる選手だなと率直に思いました」
守備者としての安定感と、周囲に与える信頼感を高く評価。その言葉には、同じCBでしのぎを削る者としての率直な称賛と、その確かな実力に対する深い理解が込められている。若くして日本代表にも名を連ね、プレミアリーグのトッテナムへの移籍が決定的との報道も出るなど、国内外から注目を集める逸材のプレーは、稲村の目に強烈な印象として刻まれている。
【画像】長澤まさみ、広瀬すず、今田美桜らを抑えての1位は? Jリーガーが好きな女性タレントランキングTOP20を一挙紹介
「もちろん、若い選手が入ったり、Jリーグの選手が多く入っていたので、悔しい思いはあります。ただ、そこ(代表)を目ざしてやっているので、すごく刺激にもなりました」
言葉の端々に選出されなかったことへの率直な悔しさを滲ませた。その表情からは、代表という舞台への強い憧れと、今回は手が届かなかったことへのもどかしさが伝わってくる。
だが、稲村は決して下を向いているわけではない。その悔しさをバネに、冷静に自己と向き合っている。
「やっぱりチーム状況だったり、自分のプレーも今年は納得できてない。そこを加味してもまだまだだなとは思っている。地に足をつけて頑張りたいと思います」
選ばれなかった悔しさを胸に深く刻みつつも、まずは所属する新潟での貢献、そして何よりも自身のプレー内容の向上に全力を注ぐ。その視線は、確かに未来の代表入り、そしてさらなる飛躍を見据えている。高井のような突出した才能の存在も、彼自身の成長を加速させるための貴重なモチベーションとなるだろう。
「まだまだ」という言葉は、彼にとって悲観ではなく、無限の伸びしろを示唆しているのかもしれない。この悔しさを糧に、一歩ずつ着実に前進していく稲村のこれからの挑戦から目が離せない。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
