「港区女子」には、月4万円でなれる

写真拡大

「港区に住んでる」と言われたら、反射的に「金持ちそうだな」と思ってしまう。それぐらい家賃が高く、セレブばかり住んでいるイメージの港区。実際、住宅サイト「ホームズ」によるとワンルームの相場が14万円もする。しかしながら、実際に住宅サイトで調べてみると格安物件も出てくるんだ。たとえば、どんな物件かというと……。(取材・文:昼間たかし)

最低限生活できるレベルの部屋なら5万円〜

6月8日時点で見つかった最安級のものは、キッチントイレ付き、風呂なし銭湯至近のワンルーム……と書いてあるが実際は畳の4畳半で、家賃は月4万円(+管理費3000円)だった。どうも、住所が「白金」なのが強気の家賃設定の理由のようにも感じる。ただ白金はもともと下町。ボロいアパートが立ち並ぶエリアも実はあるのだ。いまどき銭湯が近くにある感じ、どんなエリアか、なんとなくわかってもらえると思う。

というわけで、月4万円もあれば、文字通り港区在住という意味での「港区女子」になら簡単になれるのだ。ちなみにこの物件はお安いな、という感じはしたが、めちゃくちゃな激安価格でもない。

街ネタを書くことの多い筆者は、しょっちゅう不動産情報サイトを見て、都内の家賃をチェックしている。その感覚からすると、港区といっても最低限生活できるレベルの風呂付きワンルームでいいなら、家賃月額5万円ちょい出せば見つかる印象だ。

ちなみに、足立区・葛飾区・板橋区・北区・大田区あたりでは、風呂付きワンルームが月3万円台で見つかる。そういう意味では、やはり港区は「高い」と言える。

というわけで、この家賃なら港区にも十分住めそうな感じだが、庶民が住んで快適かというと、それは全く別の話。部屋が狭いのをどうにか我慢したとしても、周囲にあるほとんど全てのモノが高級で使いにくいからだ。スーパーもレストランも、高級志向でいちいち値段が高い。きらびやかなあの店もこの店も予算オーバー。買えないもの、食べられない食事、入れない店を眺めながら暮らしても、豊かな気持ちにはなれないだろう。そういうものに「憧れ」がある人はなおさらである。

なお、「港区女子」は文字通り港区に住んでいる人の意味ではなく、六本木や麻布十番などのナイト・スポットに出没し、煌びやかな生活を送る人という意味でも使われる。港区に住むことができても、こちらの意味での「港区女子」になれるかどうかは、筆者の預かり知らぬところである。