日中両国で起きた「牛乳大量廃棄」問題、理由が全然違った!=中国メディア
記事は、日本の金子原二郎農水相が17日、記者会見で副大臣とともに牛乳を飲んで牛乳の消費を呼びかけたと紹介。その背景には、以前の深刻なバター不足解消のために牛乳の生産量を増やした一方で、新型コロナ影響により牛乳の需要が減ってしまったことがあり、最近では5000トンの牛乳が廃棄されたと報じられたことも伝えた。
また、牛乳は健康に有益とされており、日本のマンガやアニメでは温泉に入った後に牛乳を飲んだり、1日に何杯も牛乳を飲んだりするシーンがよく見られるほど、日本では牛乳が広く愛されてきたと説明。学校給食でも牛乳が出されているが、牛乳の需要は減り続けており、生産過剰の状態になっていると紹介した。
そして、牛乳は殺菌消毒、保管、輸送、販売の各セクションで十分な衛生管理が求められてコストがかかるため、安く売れば売るほど損が出てしまい、売らずに捨ててしまった方が経済的な観点から言えば損が少なくなるのだと指摘。米国でもかつて乳製品の生産過剰に陥り大量の牛乳が余った際に、農場経営者が利潤を守るために大量の牛乳を売らずに川に捨てるという動きが見られたことがあると伝えた。
その上で「牛乳を捨てる」という行為は言わば経済がうまく行っていないことを示す現象であり、どの国でも生じうるとする一方で、中国で先日発生した牛乳の大量廃棄は「本当にただの無駄遣いだった」と断じている。
記事は、中国で先日、あるオーディション番組のスポンサーが発売する牛乳製品の蓋に「推し」のネット投票権をつけたところ、製品を購入するファンが殺到し、その多くが蓋だけ取って中身を下水道に捨てる事態になったと紹介。中にはファンからいらなくなった牛乳製品を集め、まとめて下水に流す「捨て屋」まで出現する始末で社会問題となり、オーディション番組禁止令など当局による芸能界の規制強化の引き金となったことを伝えた。
そして「牛乳廃棄事件」からある程度の時間が経過した現在においても、中国国内では食べ物の浪費現象は特に富裕層を中心にしばしば発生していると指摘。「単に、われわれの見えないところで起きているに過ぎないのだ」とした。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)

