米国が覇権を握り、日本が経済大国になった背後に存在する「精神」とは=中国
記事が紹介したのは、中国科学技術部傘下の科技日報の劉亜東編集長が、2018年6月に行った講演の内容だ。最近、ファーウェイの任正非CEOが、職員向けに開いているコミュニティサイト「心声社区」にこの講演内容を投稿したという。
これは、米国や日本の例を見ると明らかだという。米国が世界の覇権を握るほどの強さを持ち、日本が経済大国としての地位を確立できたのは「科学を重視する精神があってこそ」だと分析した。科学は技術の源泉であり、科学のなかでも基礎科学は応用科学の源泉だと指摘している。
そして劉氏は、中国にとって「科学と技術発展の関係性について理解することは、コア技術を獲得すること以上に重要だ」と主張した。多くの中国人が科学と技術の違いや関係性を理解していないことは大きな問題で、中国では「改革開放以降の40年にわたって科学技術が発展してきた」と言われるものの、この主張は正しくなく、「正確には技術的な成果を挙げたに過ぎず、中国の科学面における成果は中国人の想像ほど大きくはない」と指摘した。
最後に、中国がさらに発展するためには技術だけでなく、「基礎科学と応用科学」という科学の強化が必要で、特に基礎科学を強化することが重要だと結んだ。基礎科学の重要性はよく指摘されるが、すぐに結果と利益を求める風潮の強い中国では、成果を挙げるのに時間がかかる基礎科学を発展させるのは難しいのではないだろうか。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
