ユベントスFWクリスティアーノ・ロナウド【写真:Getty Images】

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ユベントスがKリーグ選抜と対戦も…C・ロナウドは出場せず 公式行事も不参加

 韓国内で波紋が広がり続けているようだ。

 ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、26日のKリーグ選抜戦でベンチに座ったまま出場せずに終わり、公式行事不参加、取材エリアでも無言という行為にファンの怒りが増幅。「日本製品不買運動に続き、ユベントス不買運動が頭をもたげている」と韓国紙「蔚山総合日報」などが伝えている

 ユベントスはアジアツアーを敢行し、今月21日にシンガポールでトットナム、同24日に中国でインテルと対戦。その後、韓国へ移動して、26日にKリーグ選抜とプレシーズンマッチを行った。

 しかし、このKリーグ選抜戦でファンの不満が噴出。試合は3-3と白熱の攻防を繰り広げたが、多くのファンがお目当てとしていたスター選手のロナウドは最後まで起用されなかった。

 ロナウドはインテル戦でフル出場しており、マウリツィオ・サッリ監督は「100%ではなかった」と説明。しかし、ロナウドは出場しなかったばかりか、ファンとの公式行事に参加せず、取材エリアでもコメントを残さないまま会場を後にした行動が批判の的となっている。

 またチームの韓国入りが遅れた影響で、キックオフ時間も1時間近く遅れたこともファンの怒りを買っている形だ。

韓国紙が指摘「海外スターの不適切な行動が、ファンの“ボイコット”につながっている」

 一部報道では、イベント代理店とユベントスの間でロナウドを45分間プレーさせるという契約があったとされるなか、韓国紙「蔚山総合日報」は「日本製品不買運動に続き、ユベントス不買運動が頭をもたげている」と伝え、“ロナウド騒動”の拡大に触れている。

 記事では「ユベントス韓国サッカーファンのボイコット運動に直面」と記しており、「ユベントスボイコット運動を奨励する投稿が増えている」という。さらに日本による韓輸出規制の動きに触れつつ、「これは日本製品のボイコットが文化的現象となった証明と言える。海外のスポーツスターの不適切な行動が、サッカーファンの“ボイコット”につながっている」と続けた。

 騒動は拡大の一途をたどっているが、どのような決着を見ることになるのだろうか。(Football ZONE web編集部)