東口順昭 たびかさなる大けがを乗り越えてつかんだ代表デビュー
それでもその年6月のキリンカップメンバーに選ばれ、東口は順調に世界との戦いに向けて歩み出したはずだった。ところが8月、右ひざ前十字靭帯を損傷し、全治8カ月の重傷を負う。必死のリハビリで翌年には復帰した。だが10月、右ひざ前十字靭帯再断裂ならびに内側側副靭帯損傷で、再び全治8カ月というケガに襲われる。度重なるケガのため東口は、すっかり代表から遠ざかった。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が就任し、日本のGKに求めるものに「空中戦での存在感」と聞いて、東口は張り切った。「ハイボールが自分の長所」という自負を持っているからだ。今回の東アジアカップでも、相手チームが日本に対して長身FWとクロスボールで迫ってくるのを見て、東口は気を引き締めていた。
「パワープレーが起こりうるので、そこでハイボールが得意という自分の強さが活かせればいいし、そこが自分の生命線。試合に出たらそこをアピールしたいと思っています」
そして、ついに中国戦でデビューを飾る。ところが10分、いきなり失点を許してしまった。
「ここがスタートラインだと思ったし、そこで最高のアピールできればよかったのですが、結果は引き分けだし、先制もされたので……。フィードの正確性をアピールしたかったのですが、そこはできませんでした。でも、ここから上がっていければいいと思っています」
「あの失点を防げるようになりたいのと、やってみたことで具体的な修正点はわかったし、Jリーグに戻って取り組みたいと思います」
「代表のゴールは特別でした。ものすごいアウェイでしたし、こういう経験はなかなか無い。でも楽しかったし、またこの舞台でやりたいと思います」
監督からは試合前日に「野心を持って勝て」と言われたそうだ。残念ながら勝つことはできなかった。試合後、監督からは何と言われたのだろうか。
「おつかれ〜、みたいな(笑)」
やっと出場できたから笑い話になった。これまで溜めてきた涙が、これから昇華されていくことだろう。
【日本蹴球合同会社/森雅史】
▼ ヴァイッド・ハリルホジッチ監督

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)

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▼ 中国戦の先発イレブン

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)

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▼ 宇佐美貴史

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)
▼ 前半41分、同点ゴールを決めた武藤雄樹

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)

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▼ 武藤雄樹、槙野智章

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)
▼ 米倉恒貴

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)

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▼ 槙野智章

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)

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▼ 槙野智章

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)
▼ 槙野智章、米倉恒貴、遠藤航

(撮影:長瀬友哉/フォート・キシモト)

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