インタビュー:吉高由里子「究極の恋する女の子ってうらやましい」
――まず、台本を読んだ時の率直な感想を聞かせてください。
吉高由里子(以下、吉高):台本だけでこんなに面白いって思えたのは初めてだなぁと思うくらいしっかり書いてあって。これはどうやって演技していこうってちょっと悩みましたね。――原作はオファーが来た後に読みましたか?
吉高:そうですね、実は全然知らなかったです。「アヒルと鴨とコインロッカー」もDVDで見たので、伊坂さんの本にすごく興味持ちました。――夏子さんを演じるにあたって苦労した点はありますか?
吉高:“絶世の美人”っていうのが夏子さんの役柄で、その文字のプレッシャーにうわーってなりましたね。原作を読んでいる方に申し訳ないというか、どんな立ち振る舞いをすればいいのかとか全然分からなかったです。――夏子さんみたいな女性、ストーカーに近いほど一途に相手を思い続ける、女性をどう思いますか?
吉高:究極の恋する女の子ですよね。うらやましいな、と思います。そこまで人を想える心って。――共感はできますか?
吉高:私はそこまで人にのめり込んだことはないですね(笑)。――現場で印象に残っている思い出とかはありますか?
吉高:皆、地方疲れしていたなっていう。私がたまに東京から来て、撮影して、また東京に帰るっていう感じだったので、他のキャストの方に白い目で見られてました。「あぁ…東京の風を感じる」とか言って。――完成した作品を観て、1番気に入ってるシーンはありますか?
吉高:泉水と春の子供時代に、家族でサーカスを見ているシーンですね。「楽しくいれば、重力だって感じないんだよ」っていう、小日向さんが演じるお父さんの言葉が心に残りました。