<大相撲五月場所>◇七日目◇16日◇東京・両国国技館

【映像】王鵬が危うく…実際の取組の様子

 大相撲五月場所七日目、結びで登場した大関・琴櫻が王鵬に押し出され泥沼の3連敗を喫した。その取組で、琴櫻の土俵際での振る舞いに対して「ひどくない?」「最後の何?」「最後ダメだろ」など疑問や困惑の声が相次ぐ一幕があり、実況を務めた元NHK藤井アナも「ちょっと(琴櫻は)足が出た後に引いてしまいました」と冷静に指摘した。

 注目を集めた大関・琴櫻(佐渡ヶ嶽)と前頭三枚目・王鵬(大嶽)の一番。取組は王鵬が快調な相撲で押し出し、3勝目(4敗)を挙げた。一方、元気のない琴櫻はこれで痛恨の5敗目(2勝)となり、大関らしからぬ苦境に立たされる結果となった。

 立ち合い、下から鋭く当たって左をおっつけた王鵬は、そのまま左を差すと、完全に上体が起きた琴櫻を抱え込むようにして間髪入れずに一気に押し出した。成すすべなく土俵を割った琴櫻だったが、土俵を割ってから左手を王鵬の体、右手を後頭部にかけてグイっと王鵬を前方に引っ張った。不意を突かれた王鵬はそのまま前のめりに倒れ込み、危うく土俵下に転落しそうになる危険なシーンとなった。

 この取組にABEMAで解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「(琴櫻は)起きながら当たっていってるから、王鵬としてはそんなに負担なく、差していってますよね。ただ、王鵬としてはね、できるだけ突っ張っていきたいとは思うんですけども、そこまではさせずに、左差しただけで、前へ出れたんじゃないでしょうか」と勝因を分析。しかし、リプレー映像で土俵際のシーンが流れると、花田氏は「最後は(琴櫻が王鵬を)引いてますけどね…」と苦言を呈するように言葉を続けた。これに応じる形で、実況の藤井康生アナウンサーも「ちょっと足が出た後に引いてしまいました」と、勝負が決した後の引き込み行為を冷静に指摘した。

 また五日目から3連敗を喫した大関の現状について、花田氏が「うーん、当たってないですよね」と心配そうに語ると、藤井アナも「かなり苦しい状況になりました」と大関の状態を案じていた。

 一方、大関の土俵際での振る舞いについてABEMAファンからは「なんちゅうことをするんだ」「出てるのに引っ張った」「最後ひきずりこもうとした」「最後ダメだろ」といった疑問や困惑の声が多数寄せられていた。(ABEMA/大相撲チャンネル)