シンスペクティブ、小型SAR衛星「StriX」8機目の試験画像を公開
小型SAR(合成開口レーダー)衛星の開発・運用やデータ解析ソリューション事業を手がける株式会社Synspective(シンスペクティブ)は、2026年3月21日に打ち上げた自社8機目の小型SAR衛星が取得した試験画像を公開しました。
StriXシリーズ8機目の衛星は、日本時間2026年3月21日03時10分にニュージーランドのマヒア半島から、Rocket Lab(ロケットラボ)のElectron(エレクトロン)ロケットで打ち上げられました。ミッション名は「Eight Days A Week」です。衛星は高度573kmの低軌道へ予定通り投入され、打ち上げ当日に初交信とアンテナの展開に成功しました。
今回公開された画像は、2026年4月30日に南アフリカのケープタウンを観測したものです。観測には「Spotlight Enhanced」モードが使用されています。Spotlight Enhancedは、同社が2026年3月に提供を開始した撮像モードで、特定の観測対象を長く照射する高解像度撮像方式「Staring Spotlight」で取得した画像に3ルックのマルチルック処理を適用することで、SAR画像特有のスペックルノイズを抑えた約50cm級の画像を提供するとしています。



2026年内に10機体制を目指す
シンスペクティブのStriXシリーズは、2020年12月に実証衛星初号機「StriX-α(ストリクス・アルファ)」が打ち上げられて以来、すべてElectronで軌道投入が行われてきました。同社はすでに9機目の打ち上げを2026年5月22日以降に予定しており、2026年内に10機体制の確立を目指しています。
2020年代後半には30機規模のSAR衛星コンステレーションを構築する計画で、天候や昼夜を問わず地表を観測できるSAR衛星による広域かつ高頻度な観測体制の実現に向け、整備が進められています。
文・編集/sorae編集部
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