アメリカのドナルド・トランプ大統領が2026年5月13日から15日にかけて9年ぶりに中国を訪問します。今回、トランプ大統領にはおよそ20人のアメリカ企業の幹部が同行しますが、当初、NVIDIAのジェンスン・フアンCEOがリストに含まれていなかったことから「政府の意向があるのでは?」といった予想が出ていました。しかし、トランプ大統領はフアン氏が飛行機に同乗していると説明し、報道を「フェイクニュース」と述べました。

Jensen Huang is joining Trump's China trip after the U.S. president called the Nvidia CEO

https://www.cnbc.com/2026/05/13/nvidia-says-ceo-jensen-huang-is-joining-trumps-china-trip.html



Trump to Be Joined by Elon Musk and Other CEOs at Xi Summit in China - The New York Times

https://www.nytimes.com/2026/05/11/us/politics/trump-china-musk-cook.html

Nvidia CEO Jensen Huang Not Invited to Join Trump’s China Business Delegation - Bloomberg

https://www.bloomberg.com/news/articles/2026-05-11/nvidia-s-ceo-to-miss-china-trip-after-year-of-travels-with-trump

Tim Cook will accompany President Trump to China

https://appleinsider.com/articles/26/05/11/tim-cook-is-among-16-us-execs-going-to-china-with-trump

トランプ大統領は2026年5月13日から中国を訪問し、14日・15日の日程で習近平国家主席と会談することになっています。トランプ氏としても、アメリカの現職大統領としても、2017年の第1次トランプ政権での訪中以来、9年ぶりとなります。

トランプ大統領は今回の会談で、習主席とイラン情勢について「長い時間をかけて話し合うつもり」であることを明らかにしていますが、一方で、「支援は必要ない」とも述べており、「素晴らしいものになる」と予告した会談の着地点が注目されています。

訪中には、タカ派として中国に批判的な発言を行い、2020年に中国からビザの発給制限措置を受けているマルコ・ルビオ国務長官も同行します。このほかに、アメリカの大手企業の代表や幹部らも多数同行することが明らかになっています。

発表されている同行者は以下の通り。リストは会社名のアルファベット順です。

・Apple(通信機器メーカー):ティム・クックCEO

・BlackRock(資産運用):ラリー・フィンクCEO

・Blackstone(投資ファンド):スティーブン・シュワルツマンCEO

・ボーイング(航空機メーカー):ケリー・オルトバーグ社長兼CEO

・Cargill(食品メーカー):ブライアン・サイクス会長兼CEO

・シティ(銀行):ジェーン・フレイザー会長兼CEO

・Coherent(フォトニクス技術):ジム・アンダーソンCEO

・GE Aerospace(航空機エンジンメーカー):ラリー・カルプ会長兼CEO

・ゴールドマン・サックス(投資銀行):デヴィッド・ソロモン会長兼CEO

・イルミナ(医療技術):ジェイコブ・サイセンCEO

・Mastercard(クレジットカード):マイケル・ミーバックCEO

・Meta(IT大手):ディナ・パウエル・マコーミック社長兼副会長

・Micron(半導体メーカー):サンジェイ・メロートラ会長兼社長兼CEO

・NVIDIA(半導体メーカー):ジェンスン・フアンCEO

・Qualcomm(半導体メーカー):クリスティーノ・アモン社長兼CEO

・Tesla(EVメーカー):イーロン・マスクCEO

・Visa(クレジットカード):ライアン・マキナリーCEO

リストには当初、フアン氏の名前がなく、「フアン氏を外すことで、アメリカ政府から中国政府に対して、AIチップの問題で妥協はしない」という意思表示をしたのではないかなどと予想されていました。

しかし、トランプ大統領は自らのSNS・Truth Socialへの投稿で「NVIDIAの誇るジェンスン・フアン氏が、誇り高く中国へ向かう『世界最高のビジネスマン・ビジネスウーマン』たちの集いに招待されなかったと、CNBCが誤って報じました」「実際にはフアン氏はエアフォースワンに搭乗しています」「つまりCNBCの報道は誤り、政治の世界でいうフェイクニュースです」と反応しました。

その上で、中国が門戸を開放すれば、フアン氏ら優秀な人材が魔法のような手腕を発揮して中国をさらに高いレベルに導くことができると、自信をのぞかせました。



なお、CBNCは「フアン氏不在の報道を目にしたトランプ大統領が電話をかけて、フアン氏の参加を要請した」と報じており、NVIDIAの広報担当者は「ジェンスン・フアンはトランプ大統領の招きを受けて、アメリカと政権の目標を達成するために会談に出席しています」と、フアン氏の参加を認めています。