ソニック運転士信号見落とす JR九州・古宮社長「信号発見次第ブレーキがルール」 シニアカーと衝突事故に言及 大分
別府市の踏切で特急「ソニック」がシニアカーに衝突した事故、運転士が緊急の信号を見落としていたことがわかりました。
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(成迫主馬記者)「あちらに見えるのが運転士が見落としたとされる発光機です。見通しの良いまっすぐな線路に設置されています。」
今月1日午後4時前、JR日豊本線の別府駅と別府大学駅の間にある北石垣踏切で特急ソニックがシニアカーに衝突しました。シニアカーは線路側に脱輪して動けなくなりましたが、乗っていた84歳の女性は踏切の外に逃げて無事でした。
女性は逃げる際踏切の非常ボタンを押しました。これにより列車に知らせる「特殊信号発光機」が点灯しましたが、JRによりますと踏切の手前およそ400メートルと30メートルにあるこの停止信号を運転士が見逃したということです。
当時、緊急事態はJRの輸送指令にも伝わり運転士に無線で連絡したものの、通信の乱れにより伝わりませんでした。運転士がこのやりとりをする中でそのまま踏切に進入してしまったということです。
JR九州の古宮洋二社長は11日の会見で事故について言及しました。
(JR九州・古宮洋二社長)「運転手にとってはやっぱり信号を発見し次第、非常ブレーキを取って止めるというようなルールになっていますので、ここはやっぱりしっかり徹底していくことが事故防止の一番、事故防止につながっていくのではないかなと思っています」
特殊信号発光機とは?
(賎川記者)
今回事故が起きたのは、別府大学駅から400メートルほど南にある踏切です。
シニアカーに乗っていた84歳の女性が非常ボタンを押したことで、線路の中央付近にある特殊信号発光機が光りました。
この発光機は事故現場の踏切から400メートル手前と30メートル手前にあり踏切や線路の異常時に、列車の運転士に停止を知らせる安全装置です。2つとも、列車の運転士が見逃したということです。
また、輸送指令から運転士への無線連絡は通信の乱れにより上手く伝わりませんでした。OBSの取材に対し「無線機自体に問題はなかった」とJR九州はコメントしています。今回の事故で、けが人はいませんでしたが、状況によっては大惨事になる可能性もあり、再発防止の徹底が求められます。

