沖縄県うるま市のポケふた(写真はイメージです) 撮影/編集部

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 沖縄県那覇市「てんぶす広場」に設置されたポケモンマンホール(以下、ポケふた)が、イベント開催時に撮影できない状態になっていたことで賛否になっている。

【写真】「気分がどん底」パイプ椅子に踏まれた状態の“ポケふた”

「積極的に広報にご活用いただける自治体への寄贈を希望」

 4月18日、ポケふたを撮影するために「てんぶす広場」を訪問したXユーザーが、イベント会場に置かれたパイプ椅子に踏まれた状態のポケふたの画像を添えてこう投稿。

《気分がどん底過ぎる… ポケふた大事にしてください》

 この投稿は2400万回以上表示され、3500以上のリポストがつく結果に。

《可愛い好きなもの踏まれて嫌な気持ちはわかるけど「マンホール」というインフラとして街に馴染んでる事にも意味があるし、そこの住み分け出来てない引用は厄介オタクだよ》

 「ただのマンホールなんだから」という批判も多かったものの、ポケふたは観光目的のダミーで、マンホールの下にはインフラ設備は通っていない。

 地域の魅力を国内外に発信するプロジェクト『ポケモンローカルActs』の一環として、株式会社ポケモンが都道府県や自治体に無償で寄贈しているものだ。

 同一デザインのものは1枚もなく、すべてがその都道府県や自治体にちなんだポケモンを採用したオリジナルのデザインになっていることで、ポケふた目的で設置場所に訪れる人も急増している。

 公式サイトの設置に関する問い合わせ欄には、

ポケモンマンホールをただ設置していただくだけでなく、観光資源化などとして積極的に広報にご活用いただける自治体への寄贈を、希望しております》
《設置していただく場所の条件(道路など車両通行エリアは設置不可など)や、設置までのプロセスなどにつきましては、お問い合わせをいただいたのち、ご案内申し上げます》

 など条件が提示されており、反響の大きさから新規設置希望の受付は一旦停止しているほどだ。

「設置したくてもできない自治体がある一方、誘致したにも関わらず設置後の管理が雑になっていて、今回の那覇市のケースのようにイベント時にポケふたが撮影できない状態になっていた……という報告は、たびたび上がっていますね」(トラベルライター)

 今回、SNS上で賛否になった「てんぶす広場」のポケふたについて、那覇市観光課に話を聞いた。

場内でイベント時に支障とならない場所を予定

 ニュースメディア『ENCOUNT』の取材に対して、「今回はイベント実施者に特段の配慮を求めることはしなかったと聞いています」と回答していたが、過去のイベントでは配慮を求めていたのか? という質問には、

「これまで特段、イベント実施における注意やお願い等は行っておりません」

 と、回答。続けて、

「本件につきましては、観光課に対しても様々な意見が寄せられております。SNS上での反響につきましては、ポケふたに対する注目度の高さから、さまざまなご意見をいただいているものと受け止めております」

 また「移設も検討」とも回答していたが、

「現時点での移設先につきましては、てんぶす那覇の広場内でイベント時に支障とならない場所を予定しておりますが、適当な場所がない場合は、その他の場所への設置も検討したいと考えております」

 と、広場内での移設を検討しているとのことだった。

「ポケふただけでなく自治体によって絵柄が違うデザインマンホールも人気で、マンホールカードの中にはプレミアム価格がついているものもあるほど。実際にインフラとして使用されているデザインマンホールまで大事に扱えとはさすがに思いませんが、観光資源や広報目的で(株)ポケモンが無償で提供しているポケふたを誘致したなら、写真が撮れない状況にはしてほしくないですね」(同・トラベルライター)

 今や日本を代表するコンテンツに成長したポケモンだけに、「たかがマンホール」と思わず、観光資源として有効活用してほしい。