陸上養殖の「桃太郎フィッシュ」 刺身もOK 衝撃のその正体は【岡山】
食卓に並ぶ日も近いかもしれません。養殖では珍しいある魚を広めようと岡山市の企業が取り組んでいます。その名も「桃太郎フィッシュ」。いったいどんな魚なのでしょうか。
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刺身でもおいしくいただけるというが…本当なのか
華麗な手さばきで調理されていく赤身がかった、こちらの魚が「桃太郎フィッシュ」です。岡山市中区の飲食店では今年2月から取り扱っています。その正体は…
(岡田美奈子キャスター)
「今作業されているそちらの魚は、何ですか?」
(旬彩はや斗 店主 逸見昌弘さん)
「こちらは、ナマズです」
桃太郎フィッシュ=ヒレナマズは、東南アジアやアフリカなどで食べられている淡水魚です。
(逸見昌弘さん)
「歯ごたえにびっくりするのと、そこから出てくるうま味がすごいのがびっくりしました。何よりも食べたことがない味とみなさんが言われます」
今月からメニューに登場するという刺身と天ぷらを味わう
(岡田美奈子キャスター)
「では、ナマズの刺身いただきます。おいしい。うま味をしっかり感じます。身は柔らかくて、臭みはまったくなくておいしい。ナマズってこんな味なんですね」
(甲野良輔キャスター)
「おいしい。身が柔らかくて、ホロホロと、口に入れた瞬間溶けていくんですよ。あとからうま味が追いかけてきて、すごく天ぷらに合う魚だと思いました」
天然のナマズは、衛生上の観点から火を通して食べることが多く、生で食べることはほとんど無かったといいます。
(逸見昌弘さん)
「天然物は(生で)食べられるけど、食べなかった。やはり怖い。養殖は、きれいなものなので。確実に刺身で食べられるのはこれだと思います」
生育スピードがはやく ストレスに強いので育てやすい
2022年2月から出荷が始まった「桃太郎フィッシュ」、取り扱う飲食店も増え、現在、岡山市内の9つの店で提供されています。火の通し方により、食感も変わり、かば焼きや煮つけなどさまざまな料理に姿を変えます。
「桃太郎フィッシュ」の養殖場
(ミライノサチ 山本拓海取締役)
「こちらが水槽です。この施設では1,600匹ぐらいを養殖しています」
玉野市に本社を置くジャパンマリンポニックスが県内4か所に養殖場を設け、研究・販売などを行ってきました。マーケティングや販売促進を行う岡山市のミライノサチが、ヒレナマズのおいしさを広めようと昨年7月から飲食店向けに卸し売りを始め、販路拡大を目指してきました。出荷される大きさは…
(甲野良輔キャスター)
「こちらで養殖されているナマズ。出荷用のサイズはこちら。約50センチとかなりの大きさです」
このサイズになるまで半年ほどと生育スピードがはやいのが特徴で、大量死などのリスクも少ないため養殖に向いていると言います。
(山本拓海取締役)
「ヒレナマズは、かなりストレス耐性があって、ほかの魚よりも強いというのが特徴になる。海水・淡水関係なく、魚自体が強いので、とても育てやすいと思います」
ミライノサチでは、ヒレナマズを飲食店向けに1キロ1,500円で販売しています。今後は、スーパーなどの小売り販売も検討しているということです。認知度の向上のためSNSでの発信にも取り組んでいます。桃太郎フィッシュが目指すものは…
(山本拓海取締役)
「まずは岡山の人により知ってほしい、最初に食べてほしい。泥臭いとかそういうイメージがあると思うんですけど、一度食べたら、本当においしいなと思ってもらえるので、ぜひ一度飲食店に足を運んで食べてほしい」
飲食店での評価も高い「桃太郎フィッシュ」。多くの家庭で親しまれるようになる日は近いかもしれません。
