「私はあんたより弱くないんだよ!」駅構内で“ぶつかりおじさん”に遭遇⁉ エスカレーターで追い詰めた女性の逆襲

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駅のホームや改札で、わざと女性にぶつかってくる「ぶつかりおじさん」。SNSでも定期的に話題になるが、実際に遭遇すると恐怖や不快感で立ち尽くしてしまう人が大半だろう。

神奈川県の50代女性は、仕事帰りにある私鉄駅で、まさにその洗礼を受けた。しかし、彼女は大人しくターゲットにされるようなタイプではなかった。(文:篠原みつき)

「わざとぶつかりましたよね?」「大人としての対応して貰えませんか」

別の路線へ乗り換える際、同じ電車に乗っていた60代くらいの男性に「左後ろから右肘を使って小突かれました」という。最初は偶然かと思ったが、2度3度と確信犯的に繰り返されたため、

「あ!コレがぶつかりおじさんか!」

と気付いたそう。すぐさま「わざとぶつかりましたよね?」と言い返すと、男は「お前が押してきたからだろう!」「先に行こうとするんじゃねぇ!」と、後ろから来たクセに猛烈な難癖をつけてきた。

「このまま引き下がるのも悔しいので『わざとじゃないです。私も押されて仕方無いじゃないですか』とでっかい声で言い返しました。何せ帰宅時間のラッシュアワー電車乗り換えで人がごった返してるところです」

混雑で押されるのは仕方ないしお互い様だが、わざと小突いてくるなら話は違う。女性は、相手が自分と同じホームに向かうのを確認するや、エスカレーターで「そのまま後ろにピッタリ張り付き」、理詰めの追及を開始した。

「ぶつかったことはすみませんでした。私は謝罪しました。いかがですか?」

「それに対して大人としての対応して貰えませんか」

怒鳴り散らすのではなく、あえて周囲に聞こえるような大きな声で、淡々と「大人としての振る舞い」を求め続けたのだ。

「私はあんたより弱く無いんだよ!」

男は「お前がぶつかってきた」と繰り返すが、女性も「だからそれはすみません。それに対していかがですか?」と一歩も引かない。「残念〜私はあんたより弱く無いんだよ!」という思いだったという。ホームで「逃げるように歩き回る」男を追い詰めると、女性は周囲の注目を集める作戦に出た。

「大人として恥ずかしくないですか」

周りの乗客は何事かと注目し始め、男は居心地が悪くなったのか焦り出し、最後は「あぁっ(わかった)!!」と言い捨てて逃げるように電車に飛び乗っていったという。

女性は、ストレス発散で自分より弱い人を狙う輩の心理を推察し、こう振り返る。

「おそらくこの男性は今までも多々同じことをやってきて、その都度被害者は泣き寝入りしてきたのだろうな。私をターゲットにしたのが悪かったな!」

ただ、言うまでもないが相手が逆上したときのことを考えると危険だ。女性は相手の体格や周囲の状況を見て「大丈夫」と判断した上での行動だったと書いているが、昨今の治安を考えれば、お勧めできる撃退法ではない。

しかし、泣き寝入りで今後また被害者が出ることを防ぎたかった気持ちも理解できる。最後に「『ぶつかりおじさん』がひとりでも減りますように」と書いていた。

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