阪神・藤川監督、ドリスが打たれての黒星に「毎日ギリギリ。でも、粘り強く」今季はブルペン陣の苦戦続く
◇セ・リーグ 阪神6―7DeNA(2026年4月22日 横浜)
阪神・藤川監督の「心臓」であるブルペン陣が、ぐらついている。同点の8回、ドリスが負の連鎖にのみ込まれた。安打と四球で招いた2死一、二塁。打ち取ったように見えた勝又の打球は、無情にも一、二塁間を抜けた。二塁走者が生還して決勝打を献上。ここまで2セーブ、4ホールドの安定感を誇った17年セーブ王に、今季初黒星が付いた。
「打球はボテボテのゴロで、力のない当たりでしたけど、運良く(野手の)穴を見つけて抜けていった。そんな感じですね」
ドミニカ共和国生まれのベテランは、内容で勝って結果で負けた場面を冷静に振り返った。前夜のモレッタに続いて救援陣が敗戦投手になった。今季チーム8敗のうち、実に5敗をリリーフ勢が喫している。石井、及川が大車輪の活躍をした昨季、ブルペン勢の防御率は1・96と鉄壁を誇った。だが2人が不在の今は同3・61と大苦戦を強いられている。
「そういう時期は必ずありますから。特にこの球場はそういったところ(タフな状況)がありますから」
指揮官は現実を受け入れた。振り返れば昨季も春先は決して万全ではなかった。試合を重ねるごとに陣容が整っていった事実がある。それを踏まえれば、今はただ我慢の時だ。
「(途中から)出ていった選手、出続けている選手も疲労があるだろうけど、自分に悔しさを持っていると思う。それをこの後、しっかりと晴らしていく。全部が全部、いい方向には(いかない)。毎日、ギリギリの勝負ですから。でも、粘り強い戦いをしていく」
水曜日3戦全敗で監督通算100勝は再びお預けになった。単独でのセ・リーグ最速の到達には、次戦での勝利が必須となる。目下の課題は明白。貯金が6もある間に、打てる手を、打っていく。(倉世古 洋平)

