大阪で行われた、閲文集団傘下の海外版ポータルサイト「起点国際」とカルチュア・コンビニエンス・クラブなどが共同で創設した小説投稿コンテスト「ノベルフォーミュラ日本GP」の発表式。(2025年5月7日撮影、大阪=新華社記者/胡暁格)

 【新華社北京4月17日】中国社会科学院は13日、北京市で「2025年中国ネット文学発展研究報告」を発表した。報告によると、2025年の中国ネット文学のIP(知的財産)関連市場規模は前年比23.1%増の3676億1千万元(1元=約23円)だった。

 ネット文学市場そのものも拡大が続いた。25年の市場規模は16.6%増の502億1千万元。作者数は149万6千人増えて3269万4千人、作品数は418万6千作品増えて4583万7千作品となった。

 作者層の裾野も広がっている。ITエンジニア大学生のほか、配達員やライドシェアの運転手、研究者、大学教員なども執筆に参加している。

 特に若年層の存在感が際立つ。1995〜99年生まれの「95後」と、2000年代生まれの「00後」が、読み手と書き手の双方で中心層となっている。電子書籍大手の閲文集団(チャイナ・リテラチャー)が25年に新たに契約した作家のうち、7割を「95後」が占めた。読者層も若年化が進み、新規ユーザーに占める「00後」の割合は38%で最も高かった。

 ショートドラマとマンガ動画も、IP活用の拡大を後押ししている。25年のショートドラマ市場規模は1080億元と2.1倍超に拡大した。マンガ動画も100億元規模の産業に成長し、作品の8割以上が人気ネット文学のIPライセンスを取得しているという。

 中国のネット文学は海外展開も進んでいる。海外のアクティブユーザー数は2億人近くに達し、配信先は200以上の国・地域に広がっている。