Appleがアメリカに6000億ドルを投資する取り組みの一環として2026年後半から「Mac Mini」の生産の一部をアジアからヒューストンに移転する計画を発表

Appleが、製造サプライチェーンの一部をアメリカに移す取り組みの一環として、「Mac Mini」の一部製造拠点をアジアからテキサス州ヒューストンへ移す計画を立てていることが分かりました。
Exclusive | Apple Plans to Manufacture Mac Mini in Houston - WSJ
https://www.wsj.com/tech/apple-plans-to-manufacture-mac-mini-in-houston-c9b4c23c
https://9to5mac.com/2026/02/23/apple-announces-plans-to-manufacture-mac-mini-in-united-states-this-year/
Appleの最高執行責任者であるサビ・カーン氏がウォール・ストリート・ジャーナルに共有した話によると、Mac Miniに関するサプライチェーンの一部が2026年後半にヒューストンのFoxconn工場へ移り、同工場で建設中のAIサーバー用施設と、現在は巨大な倉庫となっている建物で製造を開始するとのこと。
この取り組みは、Appleが2025年に発表したアメリカへの投資計画の一環だと伝えられています。
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調査会社のConsumer Intelligence Research Partnersは、Mac MiniはAppleにとってニッチな製品であり、2025年の世界全体におけるMacコンピューター売上の5%未満、総売上の1%未満を占めるにすぎないと推計。アメリカの組立ラインが本格稼働すれば、国内需要は満たすことになるとAppleは説明しているとのことです。

アメリカ企業の製造拠点をアメリカに置くというのはドナルド・トランプ大統領の願望でもあります。ニューヨーク・タイムズは、アメリカ回帰の流れを「高性能半導体の97%が台湾で製造されているという事実が世界経済にとって最大の脅威だから」と指摘し、中国に近いという地政学的な観点から変革が進められていると指摘しました。他方、企業側はコスト増の懸念からアメリカへの移転を躊躇する傾向にあります。
