「日本の野心は侮れない」U23アジア杯“次回開催地争い”で中国メディアが警戒 ロス五輪予選へ日中が「新たな真っ向勝負」と主張

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U23アジアカップは日本が優勝。次回大会はロス五輪の予選を兼ねることになる(C)Getty Images

 今月24日までサウジアラビアで開催されていた「AFC U23アジアカップ」は、U-23日本代表が通算3度目の優勝、史上初の連覇を達成した。そして、決勝で対戦したU-23中国代表も同国初となるファイナル進出を果たし、新たな歴史を刻むこととなった。

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 準優勝という結果を受け、中国メディア『捜狐』では、今大会の中国代表の躍進を称えるとともに、2028年ロサンゼルス五輪を巡る話題を報じている。

 1月26日配信のトピックで同メディアは、今大会中にも大きな話題となった、次回大会開催地立候補を検討しているという、日本サッカー協会の対応について言及。2028年大会がロサンゼルス五輪予選となることを受け同メディアは、「日本の野心は侮れない。招致を視野に入れている姿勢そのものが強烈なメッセージだ」などと訴えながら、「日本はアジア屈指の育成力と総合力を誇り、自国開催で五輪切符を確実に手にする構えを見せている」と綴っている。

 その上で、「中国もこの招致レースにおける有力候補の1つとされている。国内メディアや関係者の分析では、AFCが再び中国に開催権を託す可能性は十分にあるという」などと論じており、「その根拠の1つが、2023年と2025年のU20アジアカップを、連続して中国が開催している事実だ」と説いている。

 また現時点では、中国サッカー協会がU23アジアカップ招致への具体的な動きを示してはいないと同メディアは指摘。その上で今回の結果を踏まえ、五輪出場への自信を覗かせながら、「準優勝を果たした現U23代表にとって、(次回)ホーム開催となれば大きな追い風となる。長距離移動の負担を避け、慣れ親しんだ環境と全国からの声援の中で戦えることは、グループステージや決勝トーナメントの重要局面で決定的な力に変わり得る」として、予選自国開催でのメリットを並べた。

 さらに同メディアは、「代表チームから育成年代に至るまで、中日両国の競争は長年にわたり続いてきた」と振り返りながら、「U23アジアカップ開催地を巡る動きが本格化となれば、五輪という舞台を目指す新たな真っ向勝負と言える」などと持論を綴っている。

 今大会での好成績を背景に、中国サッカーを巡る国内での議論も活発化していることは間違いない。五輪予選招致の行方とあわせ、今後の動きが注目される。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]