Image: Raymond Wong / Gizmodo US

今まさにワイルド、混沌、ハングリーな初期時代にあるスマートグラス。正解・定番の形はまだ決まらず、何ができるのか、何がしたいのかを模索する段階にあります。ゆえに、ハードの仕様もディスプレイがあったりなかったり、カメラがあったりなかったりとかなり差が大きいです。

今後スマートグラスはどう進化していくのか。そこに思いをはせると、検討すべきはスマートフォンとの関係性です。

eSIM対応のコンセプト機登場

RayNeo X3 Proなどのスマートグラスを開発するTCLは、現在、コンセプト機としてeSIM搭載モデルを開発中。TCLいわく、eSIM対応モデルは4G接続が可能。今はコンセプトですが、eSIM搭載=単体での通信可能モデルがスマートグラスの進む道だとTCLは考えているようです。

Image: TCL

現状、スマートグラスというとアクセサリ的立ち位置で考えている人がほとんどだと思います。あくまでスマホやパソコンと連携させて使うもので、ディスプレイ付きモデルもありますが、オーディオメディア再生や通知、翻訳機能など、同じジャンルの仲間にはイヤホンやヘッドホンがいる感覚です。スマホ連携で、タスクの最も重い部分はスマホが行ない、ネット接続もスマホが担う。ちょっとしたランニング程度ならともかく、スマートグラスは、基本、スマホと一緒に持ち出すアイテムであり、単体使用ではありません。

が、TCLのコンセプトはこれを変えるもの。スマートグラスを単体で、独立して使う未来を想定しています。 

多様性あふれるスマートグラス

ディスプレイ搭載のモデル一つとっても、片目なのか両目なのか、モノクロなのかフルカラーなのか。一方で、ディスプレイもカメラもないオーディオ特化型のグラスもあります。AI機能に注力するものもあれば、サウンドクオリティにこだわるものもあり、また軽量化をミッションとするメーカーもあります。スマートグラス初期のこの多様性に「周辺機器 or スタンドアローン」が新たな仕様として追加されそう。

スマートグラスメーカーからしたら、10万円前後のガジェットをアクセサリーとして売るのは限界があると考えているのかもしれません。ただ、スマートグラスが好きな僕としては「スマホの代わりになる」というアピールは地雷だと思っているので(Humane AI Pinが頭をよぎる…)、スマートウォッチやイヤホンと同分野でいてほしいところですけれど。

Source: JAMES PERO - Gizmodo US