この記事は以下の動画を基に、動画投稿者の承諾を得た上で、AIライターが執筆しております

美容外科医の高須幹弥氏が自身のYouTubeチャンネルで、東京中央美容外科(TCB)が10歳の少女に実施した二重まぶた整形手術の公開動画をめぐる議論について、問題点と背景を語った。

取り上げたのは、10歳の少女がモニターとして二重の埋没法(糸でまぶたを留めて二重のラインを作る方法)手術を受け、その過程や術後の変化、喜ぶ様子を公開した動画である。X(旧Twitter)などでは「やる必要ないのに」「可愛いのに」「リスクがあるのに10歳にやらせるなんて」「親が問題」といった批判が出ている。これに対し、高須氏は「モニターでやるのは良くない」と述べ、機能的な問題(逆さまつげなど)がない限り、10歳という低年齢での美容整形は医学的観点から一般に推奨しにくいと指摘した。

高須氏は、逆さまつげなど眼球や角膜に影響がある場合は健康保険の適用で形成外科や眼科で治療すべきであり、美容目的で行うのであれば自費診療の美容外科で受けるべきだとの見解を示した。特に骨格形成など高リスクの手術については「18歳まで待つべき」と述べた。

また未成年美容整形には、子どもが周囲、特に親(母親)の影響を強く受ける社会心理的側面があると語った。親が「あなたはブサイクだから整形した方がいい」「整形した方が可愛くなる」などと繰り返すことで、子どもが「整形しないといけない」と考える可能性を指摘。10歳の子どもが整形を希望する場合でも、背景にある親の意向を重視し、モニターでの手術は「やめましょう」と止める立場だと述べた。

背景として、TikTokやInstagramの普及によりルッキズム(外見至上主義)が広がり、多くの小中高生が外見へのコンプレックスを抱き、「可愛くなりたい」と整形を志向する現状があるという。毎朝アイプチで二重を作る子が多く、まぶたの荒れや遅刻の問題から、親が埋没法を勧めるケースもあるとした。

美容外科業界全体が過当競争に陥り、新たな患者層の開拓が課題となる中で、「恐ろしいことに、ターゲットになっているのは子どもたちなんです」と述べた。今回の動画の炎上については、世間では批判が多い一方で「マーケティング的には、これ(炎上)はプラスです」「これが現実です」とし、現状を示した。さらに、テレビ局などのオールドメディアが、大スポンサーである美容外科のこのような動画を批判しないという構造上の問題にも言及した。

高須氏は、たとえ本人が喜んでいても、10歳という年齢での手術動画は「デジタルタトゥー」(一度公開されると半永久的にネット上に残り得る情報)として残り続けるため、「将来のリスクを考えたらこれは良くない」と警鐘を鳴らした。

チャンネル情報

美容外科医 高須幹弥氏が運営するYouTubeアカウント。 本業の美容整形に関する話以外に、筋トレ、政治・経済、芸能など様々な時事問題に関して高須幹弥医師視点の意見を配信しています。