【漫画でわかる】「英語をスラスラ話せる人」は何をしてる? “わかる”が“話せる”に変わる仕組みとは?
英語学習の関心がますます高まる昨今。英会話スクールや参考書だけでなく、SNSや動画プラットフォームを通じて日常的に英語に触れる人が増えてきた。しかし、多くの人がいまだに抱える悩み――それは「英語が頭に入っているはずなのに、話そうとすると言葉が出てこない」ということではないだろうか。
そんな壁を越えるヒントをくれるのが、話題の書籍『英語が日本語みたいに出てくる頭のつくり方』(日本実業出版社)である。
今回の試し読み漫画(第2弾)では、「英語の知識はあるのに使いこなせない」主人公が、正しい“インプット”と“使う経験”によって少しずつ「じぶん英語」を築いていくプロセスが描かれている。
漫画の中では、「英語の修行」として難しい教材をやみくもに取り組んでいた主人公が、実は“理解できる英語”にたくさん触れることこそが語学習得に有効だと気づいていく。難解な文法や単語の丸暗記ではなく、「98%は理解できるやさしい英語」をたっぷりと聞き読みする――。それが自然と英語の“回路”を脳内に作っていく鍵になるのである。
定着のカギは英語に出会う経験本書の著者である川粼あゆみ氏は、人が第二言語を習得するメカニズムを研究する「第二言語習得論」の専門家。「英語を英語のまま理解する回路=じぶん英語」の形成を重視する。そのためには、何度も同じ単語や表現に「出会う」経験が不可欠だ。
また、本書では「明示的(意識的)な学び」と「暗示的(無意識的)な学び」のバランスも重要だという。単語や文法の勉強だけに偏るのではなく、やさしい英語を大量にインプットしていく中で、「気づき」と「楽しさ」を得ながら自然と英語力を伸ばす。学びのストレスを減らしながら、確かな土台を築くアプローチがここにはある。
漫画にも登場する「make」という単語。何度も何度も実際の会話や使用例に触れるうちに、ただの意味記憶だった「make」が「文脈の中で自然に使える語彙」へと変化していく。「英単語に7回出会うと記憶に定着する」といった研究もあり、本書ではこうした「多読・多聴による無意識的な学び」が英語定着のカギだと説かれている。
漫画の主人公は『英語が日本語みたいに出てくる頭のつくり方』を実践することで、毎日少しずつ「じぶん英語」を育ててきたことで自信を持って英語で会話をするシーンが描かれる。
「話せるようになりたい」と願う多くの人にとって、本書が示す学習法は、英語が自然に“出てくる”ための確かな指針となる。語彙を“覚える”のではなく“出会う”、文法を“暗記する”のではなく“気づく”。そうした経験の積み重ねこそが、「英語を使いこなす」近道となる。

