「6月13日」。今日は何の日でしょう?答えは「FMの日」!

高音質でノイズが少ないFMラジオ

6月13日は「FMの日」。この日にFM放送がスタートしたから記念日になったのかと思いきや、アルファベット順で「F」は6番目、「M」は13番目であることから、「6」と「13」を6月13日に見立て、記念日が設けられたのだとか。語呂合わせとも違うちょっと変わり種の記念日です。

6月13日はFMの日(photoAC)

そんな「FMの日」に、まずはFMについて基本的なことから。FMといえばラジオをイメージしますが、AMとFMの違いは、電波を伝える仕組みにあります。AMは振幅変調方式で周波数は526.5kHz〜1606.5kHzの長波帯、FMは周波数変調方式で周波数は76.1MHz〜98.9MHz(ワイドFMでは90.0MHz〜98.9MHz)の短波帯……。と、専門的なことは難しいので、簡単にいうと、AMは電波が広範囲に届く反面ノイズが入りやく、FMは電波の届く範囲は狭いけれど高音質でノイズが少ないというのが特徴です。クリアな音質のFMラジオに音楽番組が比較的多く放送されるのはこのためです。

もともとテレビやラジオの電波塔として建設された東京タワー(photoAC)

ラジオで思い出すのは、放送中の曲を録音する「エアチェック」。特に1970年代は、ラジカセが流行り、ラジオから流れる曲を気楽に、カセットテープに録音できるようになりました。FMから流れてくる流行の曲や名曲を順に録りためたり、中にはダブルラジカセでカセットテープからカセットテープへダビング編集して、好きな曲だけを集めたオリジナルテープを作ったりした経験のある人も多いでしょう。アナログ時代のよき思い出です。

ネット経由で全国のFM放送が聴ける便利な時代に

20世紀までは、毎朝の満員電車には、新聞の1面や経済面などを読むために、新聞を縦に4つ折りにして狭い空間の中で必死だったビジネスマンが大勢いました。今はそれがスマホにとって変わり、新聞を広げている人はほぼ見かけなくなりました。

急速にメディアが変化する中、ラジオは今も日常に根付いているような気がします。個人的な感覚になってしまいますが、たとえば、タクシーに乗ったときや、ショッピングで立ち寄った店や飲食店などで、ラジオからの情報を何気なく耳にする機会があります。車を運転するときには、音楽やトークだけでなく、交通情報や天気予報もわかるラジオをつける人は少なくないはずです。

こんなふうに根強く聴き続けられ、固定のファンがいる理由は何なのでしょうか。作業しながらでも聴けるうえ、流行している曲や往年の名曲、パーソナリティたちが繰り広げる魅力的なトークに触れて、知りたかった情報を偶然ゲットできたりすることなどが挙げられるのではないでしょうか。

ダイヤルをくるくる回してチャンネルを合わせたレトロなラジオ(photoAC)

現在、ラジオの世界では、AM放送を廃止し、2028年秋をめどに段階的にFM放送への転換が進められています。理由としては、運営側のコスト削減などのほか、インターネットラジオやFM放送の普及により、AM放送の聴取者の減少が進んだことなどによるそう。

確かにラジオもスマホで聴く時代。アプリなら、その地域のラジオ局の番組だけでなく、インターネット経由で全国にあるラジオ局の放送をリアルタイムで聴くことができます。ラジオも新たな時代を歩み始めています。