定例軍事演習4日目 敵軍上陸を阻止する訓練 蔡総統も視察/台湾
定例軍事演習4日目 敵軍上陸を阻止する訓練 蔡総統も視察/台湾
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(新北中央社)台湾では27日、中国軍の台湾侵攻を想定した定例演習「漢光39号」の実動演習が4日目を迎えた。北部の要所の一つ、新北市の八里ビーチでは、台風5号が接近する中、守備軍が敵軍の上陸を阻止する想定で訓練が行われ、視察した蔡英文(さいえいぶん)総統は、今回の演習で国家を守る台湾の決意を世界に見せたと語った。
台風の影響により当初予定されていた空軍の航空機や海軍の戦艦は参加を取りやめ、地上部隊などによる訓練が行われた。守備軍は国産装甲車「雲豹」や戦車などを所定の位置に移動させ、消波ブロックやバリケード、塹壕(ざんごう)、廃車、トラップ、鉄条網などで防御した上で、無人機を出動させて敵の位置情報などを収集し、地上部隊が攻撃を加えた。
また敵軍に見立てた水陸両用車「AAV7」約20両が新港級戦車揚陸艦から発艦すると、守備軍が仕掛けていた爆薬を起爆させ、赤外線を妨害する煙幕を張るなどした。敵軍に扮した攻撃ヘリコプター、AH64E(アパッチ)の護衛を受けた軍用ヘリ、UH60Mから特殊部隊隊員が降下した際には、陸戦隊(海兵隊)がDMS携帯式防空ミサイルで迎撃し、守備軍のAH64Eが八里ビーチ上の敵を掃討した。
蔡氏は、今後直面する脅威と挑戦はさらに複雑なものになると指摘。複合的な脅威を想定した上で、計画を練り、訓練を強化するべきだと強調。皆で共に国家の安全のために努力しようと呼びかけた。
(游凱翔、葉素萍/編集:齊藤啓介)
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