客家文化復興がテーマの芸術祭 開幕目前 蔡総統「世界に知ってもらいたい」 台湾

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(台北中央社)台湾に暮らすエスニックグループの一つ、客家の文化復興を目的とする芸術祭「ロマンチック街道芸術フェスティバル」(浪漫台3線芸術季)が24日に開幕する。22日には北部・台北市内でPRイベントが行われ、蔡英文(さいえいぶん)総統は、芸術祭を通じて客家文化を現地の文化産業に変え、全世界の人に知って、体験してもらいたいと語った。

同芸術祭の開催は2019年に続き2回目。行政院(内閣)の客家委員会などが主催する。世界7カ国・地域のアーティスト50人やデザインチーム21組が手掛けた91作品が、客家の人々が多く暮らす北部の桃園市や新竹県、中部の苗栗県や台中市などで8月27日まで展示される。

蔡氏は、16年の政権発足以来、国家レベルのパワーとリソースを使って客家政策を推進してきたと強調。政策の目標は、客家の町を活気づけるだけでなく、客家の言葉を生活の中に取り戻し、客家の人々にふるさとへ戻ってもらうようにすることだとし、「ロマンチック街道を故郷を離れる道ではなく、故郷へ帰る道にした」と語った。

桃園市長を2期8年務めた行政院の鄭文燦(ていぶんさん)副院長(副首相)は、芸術やグルメを通じて客家の町の観光発展と地方創生をもたらしたいと期待を寄せた。

(楊淑閔/編集:齊藤啓介)