アカデミー賞4冠「ノーカントリー」の原作者が死去
約60年にわたるキャリア通して12の小説を発表、2009年にアメリカン・フィクションへの貢献を称えられ、フィリップ・ロスに続いて史上2番目にPEN/ソール・べロー賞を受賞したマッカーシーは生前、自身の小説がしばしば暴力的な内容であることについて「命と死が関わっていなければ、興味がない」と語っていた。
ジョエルとイーサン・コーエンによるトミー・リー・ジョーンズ主演の「ノーカントリー」は、サディスティックな連続殺人魔を演じたハビエル・バルデムの助演男優賞を含む、アカデミー賞4部門を受賞する成功を収めた。
2007年には、近未来の荒れ果てた大地を旅する父と息子の姿を描いた「ザ・ロード」でピューリッツァー賞を受賞、同作はその後、ヴィゴ・モーテンセン主演で映画化されている。
田舎を舞台にしていることや、殺伐としたバイオレンスが描かれていることから、しばしばウィルアム・フォークナーと比較された作品群が高く評価されていたマッカーシーは生前、ロックフェラー財団を含む多くのフェローシップを授与されていた。

