テニスの女子シングルス1回戦でストレート勝ちした大坂なおみ【写真:AP】

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5月の全仏1回戦以来、2か月ぶりの公式戦

 東京五輪は25日、テニスの女子シングルス1回戦が行われ、世界ランキング2位の大坂なおみ(日清食品)が同52位テイ・サイサイ(中国)に2-0で勝利。圧巻の強さで五輪初勝利を手にした。今年5月の全仏オープン初戦以来、うつの症状を告白して以降では初めての試合だった。

 大坂はピンクに染めたドレッドヘアに、赤一色のウェアで登場。第1セットは随所に強烈なエースを決めるなど、開始から5ゲーム連続で奪取。わずか32分でこのセットを奪った。第2セットもテイを寄せ付ず。時折「カモン!」の雄たけびも飛び出す、貫禄のストレート勝ちとなった。

 大坂が23日の開会式で聖火台への点火者を務めたことから、この試合は当初の予定から1日遅れで行われた。大坂は5月の全仏オープンで2回戦を棄権。2018年の全米オープンの頃からうつのような症状に苦しんでいたとも明かしていた。その後のウィンブルドンも欠場。この日が約2か月ぶりの公式戦だった。(THE ANSWER編集部)