五輪が「社会の敵」になる日
五輪ファンとは一過性の人たちだ。そうではなく、日常的にスポーツを下支えするスポーツファンを増やそうとすれば、ビッグイベントを招致する前に、やるべきことはある。
現在、報じられているニュースから拾うならば、広島東洋カープとサンフレッチェ広島が、本拠地である広島を盛り上げようと、共同で記念のユニフォームを制作し、それぞれの試合で着用するという話題だ。
野球ファン、サッカーファンという括りではなく、広島ファンという括り。それは言ってみればスポーツファンという括りでもある。競技別のファンではなく、そうしたスポーツファンを増やすことが、街の活性化に繋がるというこのコンセプト。日本の隅々まで広げたい。野球とサッカーだけでなく、バスケットボール(Bリーグ)も加わればいいし、個人競技に展開していってもいい。
現状では、五輪は一過性のお祭りの域に留まる。さらに、東京五輪が本当に開催されれば、スポーツそのもののイメージまで悪化する。日本のスポーツの将来を心配する人はいないのか。五輪開催は、スポーツ政策の失敗の始まりに見えて仕方がない。
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スポーツライター杉山茂樹氏の本音コラム。