iPhone 11シリーズの売上げ好調、10%増産のうわさ。前年より低価格のおかげ?
Nikkei Asian Reviewの情報筋によれば、3機種のうち最も安価なiPhone 11とiPhone 11 Proに注文が集中しているとのこと。それと比べて、最高値のiPhone Pro Maxの受注増はわずかに留まるようです。
当初は抑え気味だったiPhone 11シリーズの生産量は、昨年モデルを上回る見通し。それでもサプライヤーは慎重な姿勢を崩さず、高水準の注文量が維持されないかもしれないと懸念しているとのことです。
その背景には、依然として先行き不透明な米中貿易摩擦があります。米国での売れ行きが一時的に盛り上がっているのは、中国で生産されているiPhoneへの追加関税が12月15日まで先送りされた事情もあり。トランプ大統領は先送りの理由を(商戦期の)クリスマスシーズンでの個人消費に与える影響を考えたためとしていましたが、それ以降は10%もの関税が課される予定です。
みずほ証券のアナリストは、2019年内のiPhone生産量予測を当初の1億7800万台から1億9400万台に上方修正したとのこと。iPhone 11シリーズの売れ行きはおおむね市場の予測を上回るようですが、それでも「平均販売価格の低下がアップルの総収益に影響を与える可能性があるかどうかは注視する必要がある」との見解も紹介されています。
一時は「高価になったiPhoneがアップルの売上を29%アップ」という成果が出ていましたが、その後にiPhone2018年モデルは3機種とも減産と噂され、高価格戦略も限界に達しているとの指摘もありました。
iPhone 11シリーズが前年より値下げされたことに続き、来年初頭にはiPhone 8ベースの廉価モデルiPhone SE2(仮)が出るとの予測も報じられています。今後は高価なiPhone本体で利益を出すことから、普及台数を優先してサービス事業を成長させていく方針に転換するのかもしれません。
