「絶望を大盛りで!」「絶望ふたつ!」

老舗スパゲッティ専門店『ホームズパスタ』を訪れると、そんな奇妙なオーダーが多数聞こえてくる。

この「絶望」とは一体どんなメニューなのか?! その正体をお教えしよう。



「絶望」(1,300円)
「絶望」という名の絶品パスタ!キャッチーすぎるネーミングは謎のまま?!

『ホームズパスタ』は、1988年創業の老舗スパゲッティ専門店。木の温もりあふれる店内に入り、メニューに目を通すと「絶望」という文字を発見。

常連とおぼしきお客は、なんの躊躇もなく「絶望ね」と、店に入るやいなやスタッフに告げている。これが『ホームズパスタ』では日常的な光景なのだ。この「絶望」とは、同店名物のスパゲッティのひとつである。



スパゲッティは全て1.6mmを使用

24年前に誕生して以来、不動の人気メニューである「絶望」。誰もが気になるこのネーミングは、社長が考え出したものだそうで、その訳は謎のままだという。

一説には、「絶望している人も希望を見いだせるほど美味しいから」や、「イタリアで冷蔵庫にある食材をいろいろと入れて作るパスタを絶望と呼んでいたから」など、さまざまな説があるらしい。

スタッフも不思議と口を濁す…。このミステリアスさも、またそそる。



この煮込む工程で、旨みがどんどんと凝縮されるのだ

「絶望」は、インパクト大の名前だけではなく、味も最高に美味しいのだ。

オリーブオイルでニンニク、唐辛子を炒め、そこにブラックオリーブ、キノコソテー、ミートソース、トマトソース、生クリームを入れてグツグツと煮込みソースを作る。

仕上げにパルミジャーノチーズをたっぷり加え、そこに茹で上がったパスタをサッと絡めて完成だ。



お好みでパルミジャーノチーズを加えて召し上がれ

メニュー全てがスープパスタであることが『ホームズパスタ』の特徴。

このスープパスタスタイルが、他にはない味わいで、多くのファンを惹きつけ離さないのである。

特製ブイヨンや魚介類のスープなどパスタ毎にことなる味わいのスープを使用し、どのパスタを食べても、具材の旨みをたっぷりと引き出されて最高に美味しい。


ニンニク好きならこちら!



「ニンニクとトマトと唐辛子のパスタ」(1,200円)

1988年から続く老舗だけに、やはり名物パスタが多数存在する。「ニンニクとトマトと唐辛子のパスタ」もそのひとつ。

なんと1皿で、ニンニクは2片ほど、唐辛子は3本も使用するというしっかりと辛味が効いたパスタ。完食する頃には、体の中からグングン元気が湧いてくるような味わいだ。



「キノコのペペロンチーノ」(1,150円)

辛党ならば、お客からのリクエストから誕生した「キノコのペペロンチーノ」もおすすめ。

唐辛子とニンニクがピリッときまったスープは、パスタと良く絡み、キノコやベーコンなどの具材とともに、口に運ぶと「これこれ!」と思わずにはいられない味を爆発させる。



「ライスコロッケ」(800円)

今でこそ、パスタが人気を呼びスパゲッティ専門店になったが、開業当時はイタリアン料理店だった『ホームズパスタ』。

その当時の名残もあり、サイドに潜む「ライスコロッケ」は密かに人気が高いメニューだ。



上からチーズがかかり、中にもたっぷり!

ボリューム満点であるが、ぜひ数人で訪れてパスタとこちらも味わって帰って欲しい一品である。



気軽にふらっと一人で立ち寄れるカジュアルな雰囲気

お客さんの年齢層は幅広く、長年通う常連さんが多い『ホームズパスタ』。若いころから通い、今は子連れで来るひとも。気軽に一人でも行けてしまうお店の雰囲気がそうさせるのだろう。

名物「絶望」を注文するもよし、自分のお気に入りパスタを見つけるもよし。昔のままの味わいを守り続ける名店『ホームズパスタ』を訪れてみてはいかがだろう。