従業員を女装させ性的サービスを強要した男4人を逮捕(画像は『Al Bawaba 2017年10月16日付「26 Men Forced into Cross-Dressing, Sex Trade in Kuwait Massage Parlors」(Shutterstock/File)』のスクリーンショット)

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クウェートの首都クウェートシティ南部に位置するマブーラ及びアブ・ハリファで、アジア人男性26人に女性服の着用や化粧を強要し、同性愛者向けに“特別なサービス”をさせていたことが発覚。クウェート人の男ら4人が逮捕された。

外国人にいかがわしいサービスをしていると警察に通報されたこのマッサージ店では、同性愛者の客に対する“サービス”のため被害者達は女性服の着用や化粧などの女装を強要されていた。また休みを取ることを許されず、賃金も支払われないなど酷い労働条件であったという。さらに被害者達は容疑者らからの脅迫行為や暴力、時には性的暴行をも受けていたことも後の証言で明らかとなった。

この事件でクウェート人の男ら4人が逮捕されたが、うち3人の国籍が分かっていない。被害者達の出身国など未だに判明していないことも多く、現在も警察による捜査が続いている。

クウェートをはじめサウジアラビア、アラブ首長国連邦などの湾岸協力理事会の加盟国では、同性愛及び異性装は法律で固く禁じられている。それでもクウェートでは今回のような同性愛者向けのサービスが多く存在しており、従業員はアジア出身者であることが多い。警察による摘発の様子も頻繁に報道されており、2017年は8月の時点で22ものマッサージ店が摘発され、勤務していたアジア各国出身の男性76人が国外追放されたことが伝えられた。

画像は『Al Bawaba 2017年10月16日付「26 Men Forced into Cross-Dressing, Sex Trade in Kuwait Massage Parlors」(Shutterstock/File)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 椎名智深)