折り畳みディスプレイのGalaxy Noteを2018年発売、サムスンモバイル社長が明言
韓国で行われているGalaxy Note8のメディア向けイベントの中で、Samsungのモバイル事業責任者 コ・ドンジン氏が、以前から噂されている折り畳めるディスプレイを搭載したスマートフォンを2018年にリリース予定だと発表しました。

コ・ドンジン氏によると、このスマートフォンはGalaxy Noteブランドで発売するとのこと。ただ、「解決すべきいくつかのハードルがあり、リリースを遅らせる可能性もある」としています。

Samsungの折り畳み式ディスプレイは、以前から噂されており、2013年のCESでは、コンセプト動画を公開。



また、折り畳みディスプレイを搭載するスマートフォン(コードネームProject Valley)が2017年のMWCで発表されるとの噂もありましたが、残念ながら未発表となっています。

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このときは、折り畳むと5インチ、開くと8インチのタブレットになると言われていましたが、Samsungは2016年末に折り畳み式ディスプレイを搭載するスマートフォンの特許を出願。資料中の画像では細長いスマートフォンを折り畳む、2つ折りのガラケーのようなスタイルとなっていました。

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▲Samsungが出願した折り畳みディスプレイを搭載する「フレキシブル電子機器」

Galaxy Noteブランドで出す以上、専用スタイラスのS-Penに対応するはずなので、2013年のCESで公開されたコンセプト動画のような端末を期待したところです。

LGやLenovoも曲げられるディスプレイや搭載端末の開発を行っており、ベゼルレスな大画面ディスプレイの次は折り畳みディスプレイの時代になるのかもしれません。

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このほか、コ・ドンジン氏はHarmonと共同で、音声で操作できるAI搭載スピーカーにも取り組んでいると述べています。このAIがSamsungの音声AIアシスタント Bixbyなのかは触れられていませんが、7月にはBixbyを搭載するスマートスピーカーの噂が出ていました。

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