660cc直3エンジンで421km/h、ホンダ試験車がFIA公認クラス最速記録。約200馬力でブガッティ・ヴェイロン超え
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ホンダ「S660」はマツダ「MX-5ミアータ」(日本名:ロードスター)が大きく見えるほど小型のスポーツカーだ。660ccの直列3気筒ターボ・エンジンを搭載し最高出力64psを発揮するが、ご想像の通り、それほど速いわけではない。しかし、ホンダのエンジニア達は、同型のエンジンを小型ビジネスジェット機「HondaJet(ホンダジェット)」に類似したマシンに搭載し、米国ユタ州の塩平原、ボンネビル・ソルトフラッツで開催された「Mike Cook's Bonneville Shootout」において、1マイル測定区間261.875mph(約421.446km/h)、1km測定区間261.966mph (421.595km/h)という、FIA公認のクラス最速記録を樹立した。「Sドリーム」と名付けられたこのマシンは、空気抵抗を極限まで低減したストリームライナー型の車体に、S660用をベースとする660ccの3気筒ユニットを搭載。ホンダによれば、このエンジンは全てのパーツが見直され、シリンダーブロックやクランクシャフト、ピストン、バルブなどのパーツが作り直されているという。その結果、市販されているS660の3倍以上のパワーを引き出すことに成功した。つまり、200馬力程度のパワーであのブガッティ「ヴェイロン」を凌ぐほどの驚くべき速度に達したわけだ。このマシンはある地点で266mph(約428km/h)という速度を記録したが、復路では達しなかったため公式記録には残されなかった。
このエアロダイナミクスを徹底的に追及したマシンを操縦したのは、元Hondaワークス・ライダーである宮城 光氏。今ではホンダ史上最速のマシンを運転したドライバーとなる。しかし、ホンダは最大巡航速度782km/hのホンダジェットをも凌ぐ地上走行マシンを目指して、さらに先を見据えているという。
By Joel Patel
翻訳:日本映像翻訳
