GPSで徘徊するお年寄りを守る技術を開発
1月4日放送、「NHKニュースおはよう日本」(NHK)では、GPSの新しい使い方。
群馬県高崎市では、認知症の徘徊対策の切り札として、GPSで徘徊するお年寄りを登録し、位置を調べ保護する取り組みを始めた。家族の負担を軽減できるようにとのこと。実際にGPSで保護につながったケースでは、自宅から7キロ離れた路上で、センターが連絡を受け、地図が示した地点に警察が向かい、保護した。お年寄りにいつもGPSを持ち歩くようにしてもらい、連絡が取れない時はセンターへ連絡。GPSの地図は近所を示した。大事に至らないケースもある。お守りのような安心感があるシステムだ。
GPSは、グローバル・ポジショニング・システムの頭文字。GPSは24時間いつでも、地球上のどこにおいても、誰もが簡単に利用できて高精度に位置を測定できる仕組み。
GPSは3つのブロックで構成されている。一つはGPS衛星。上空2万キロの6つの軌道に4基以上の衛星が配置されており、12時間周期で地球を周回している。二つ目は地上管制。GPSを監視したり制御したり随時保守を行う。三つ目はGPS受信機。GPS衛星からの電波を受信し、位置を計算する。
GPSは、GPS衛星から発信した時間の信号が送られてくる。その信号を受信した時刻との差で衛星までの距離を算出する。そして3点で距離を測ることで、受信機の位置を特定することができる。原子時計が内臓されているため、時間の誤差は生じない。ここで4つ目の衛星を使って、3つの衛星で出した位置と4つ目の衛星からの時刻で算出した現在位置とを計算することで誤差を少なくすることができる。
GPS衛星は、L1波(1575.42MHz)とL2波(1227.60MHz)の二つの周波数を発信。送られてくる周波数は民間用のCAコードと軍事用のPコードがある。航法メッセージと呼ぶ情報も同時に送られてくる。これらの情報から位置を測り、測定する。
位置が正確に測れるため、徘徊老人の保護に最適だ。お年寄りにGPS発信機を持ってもらって徘徊老人があちこちに行ってしまっても、衛星で確実に位置を調べることができる。現在は群馬県高崎市での取り組みだが、今後全国に広がっていくものと見られている。最新の技術で認知症の徘徊保護に一役買う。
