中古iPhoneやXperiaのトラブル回避! 中古スマホを買う際ニチェックするべき3つのポイント

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近年、スマホの高価格化が進んだ結果、中古スマホの市場がにぎわっている。
特に、iPhoneXperiaといった人気モデルは中古品でも高値で取引されているほどだ。
また、中古スマホは、最近ではゲオやハードオフといった店頭でも売られているため、「買ってみようかな」という人も増えているようだ。

しかし、中古スマホは、買う際にチェックしないと、痛い目にあうことがある。

●必ず実機を確認する
まず、店頭で中古スマホを買う場合、一番大事なのは、実機を確認させてもらうことだ。
ディスプレイに細かい傷が無いか、汚れていないかは、最低限チェックしよう。

しかし、それだけではリスクを回避はできない。
以下の内容をチェックするべきだ。
・水没判定シールのチェック

スマホは、XperiaでもiPhoneであっても、水没判定シール(液体侵入インジケータ)が存在する。
このシールのマークが滲んでいる場合は、水没してしまっている可能性があるため、購入時に正常動作しても、その後動かなくなる可能性がある。
店頭では必ず、水没していないかチェックするべきだ。
シールのある場所はややわかりにくいため、スタッフに必ず「水没判定シールを目で見て確認したい」と言おう。
これを行うことで、「急に壊れるリスク」を軽減できる。


・製造番号による赤ロムチェック

中古スマホを購入すると、いきなり使えなくなる場合がある。
これは、前の所有者や、ケータイキャリアがなんらかの事情でスマホを使えないように制限する、通称「赤ロム化」というもの。

「赤ロム」になるかどうかは、製造番号にてチェックできる。
これもお店のスタッフに「赤ロムは大丈夫ですか」と確認しよう。
また、オークションなどで個人売買する場合であっても、製造番号を確認させてもらうべきだ。
これを行うことで「急に動かなくなってしまうリスク」を軽減できる。


・古すぎるOSはNG

中古スマホを購入する際、気になるのは本体の価格や綺麗さだが、それ以外にも確認しておきたいのが「OS」だ。
特に「Nexusシリーズ」以外のAndroidスマホでは、古いOSのままアップデートされない場合が多い。

購入する中古スマホがAndroid 5.0以降であれば理想的だ。
しかし、そうは都合良くいかない場合は、最低でもAndroid 4.2以降のモデルが良い。

もしも、買おうとしているモデルが、Android 2.x系だった場合は、アプリが動かない場合があるほか、セキュリティ面が不安なため、買わないほうがいいだろう。

ちなみに、iPhoneは、iPhone 4sより新しいモデルであれば、最新のiOS 9にアップデートできるため、安心だ。

これを行うことで「動かないアプリと遭遇するリスクやセキュリティ面のリスク」を軽減できる。

●個人間の売買やネット販売はどうする?
実は、上記3つのポイントは、店舗では必ず実施されているチェックポイントでもある。
したがって、あくまでも「再確認」としてチェックするだけでもいい。

厄介なのが、個人間での売買の場合だ。
あとあとのトラブルを避けるためにも、上記3つのポイントは最低限チェックしておくべきだ。

また、中古スマホの実機が確認できないネット販売業者と取引する場合は、購入後の保証がしっかりしているところから買うと、万が一のときに安心だ。

これからさき、中古スマホ市場はもっと拡大すると思われる。
購入後にトラブルで「困った」が少なくなるよう、しっかりチェックするクセを身に付けるべきだ。


布施 繁樹