2月1日にはじまった春季キャンプも各地で続々と打ち上げを迎えている。各選手が新シーズンに向けて調子を整えていく中、それを支えたのがチームのスタッフ、いわゆる“裏方さん”たちだ。

 キャンプ序盤でよく目にした『柵越え○本!』といった記事の裏にも、打たれるためにただひたすらにボールを投げ込む打撃投手の存在がある。そして、その顔ぶれを見ていくと、つい最近までは輝かしい表舞台で活躍していたという名前が少なくない。

 今年から巨人で打撃投手を務めることになった藤井秀悟がその最たる例だ。早稲田大から逆指名を受けてドラフト2位でヤクルトに入団。以降は日本ハム、巨人、DeNAと渡り歩いてプロ通算83勝。ヤクルト時代の01年には14勝を挙げてセ・リーグの最多勝にも輝いた屈指の左腕である。

 昨オフに戦力外通告を受け、トライアウトも受験したものの、球団からオファーはなかった。“もう一度プロ野球で勝負”というところから一転、打者に打ってもらうことが仕事である打撃投手への転身が決定。実際に本人もブログで「無意識に打者のインコース、アウトコースに投げ分けてしまっていた」と語り、その苦労を吐露している。

 また、阪神の勝利の方程式“JFK”の一角として活躍し、07年には90試合に登板してシーズン登板数の日本記録を樹立した久保田智之も、昨シーズン限りで現役を引退し、球団の打撃投手となっている。

 他にも、06年に希望枠でヤクルトに入団した高市俊をはじめ、98年のドラフト1位で同じくヤクルトに入団した石堂克利や、08年のドラフト1位で楽天に入団し、1年目から5勝をマークした藤原紘通などが今では打撃投手としてチームを支えている。

 今年の12球団の打撃投手は以下の通り。オールドファンでなくても、「あぁー」と懐かしく昔を思い出させる名前がきっとあるはずだ。

◆ ソフトバンク

岸健太郎(一軍差サブマネジャー兼任)

浜涯泰司(スコアラー兼任)

渡辺秀一(スコアラー兼任)

村上誠一(二軍用具担当兼任)

門奈哲寛

戸部浩

寺地健

松本輝

金沢健人

清水貴之

◆ オリックス

山田真実(スコアラー兼任)

小倉恒(スコアラー兼任)

太田暁(スコアラー兼任)

山岡洋之(スコアラー兼任)

川崎雄介(スコアラー兼任)

伊原正樹(スコアラー兼任)

杉本潔彦(用具担当兼任)

小島心二郎(用具担当兼任)

◆ 日本ハム

平松省二

伊藤栄祐

岩下修一

矢野諭

吉崎勝

押本健彦

高市俊

植村祐介

◆ ロッテ

栗田雄介(一軍用具担当補佐兼任)

手嶋智(チーム広報補佐兼任)

石田雅彦(チームスタッフ、スコアラー兼任)

石貫宏臣(チーフスコアラー兼任)

福嶋明弘(チームスコアラー兼任)

吉井英昭(チームスコアラー兼任)

田村領平(チームスコアラー兼任)

池田重喜(寮長兼任)

◆ 西武

神野信也

武藤幸司

山下英

谷中真二

南和彰

山崎敏

小幡翔

芝崎和広

◆ 楽天

土屋朋弘

佐藤学

佐竹健太

金森久朋

藤原紘通

部坂俊之

藤崎紘範

下地栄輝

兵頭大介

◆ 巨人

佐藤誠(一軍監督付兼任)

深田拓也

木村正太

岸川登俊

栂野雅史

古川祐樹

佐藤豪貴

玉峰伸典

大抜亮祐

藤井秀悟

◆ 阪神

渡辺伸彦

多田昌弘

高田周平

小山内大和

嘉勢敏弘

山崎一玄

中井伸之

原田健二

橋本健太郎

久保田智之

◆ 広島

山本芳彦(二軍用具担当兼任)

山下直明

豊田光

上野弘文

高橋英樹

山野恭介

芦沢公一

相沢寿聡

平野隆

◆ 中日

佐藤康幸(一軍用具補佐兼任)

佐藤亮太(記録ビデオ兼任)

清水治美

永田能隆

西清孝

鶴田泰

尾藤竜一

高島祥平

井上公志

◆ DeNA

古村徹(用具補佐兼任)

山下永吉

吉見祐治

堤内健

豊島明好

◆ ヤクルト

押尾健一(戦略担当スコアラー兼任)

石堂克利(スコアラー兼任)

松井光介(スコアラー兼任)

新田玄気(スコアラー兼任)

渡辺恒樹(スコアラー兼任)

山口重幸(スコアラー兼任)

阿部健太(スコアラー兼任)

佐藤賢(スコアラー兼任)

乱橋幸仁(スコアラー兼任)

太田裕哉(サブマネージャー兼任)