アギーレ監督の八百長疑惑にメディアからの質問やまず
アギーレ監督はこの日、最初のミーティングで選手に27日の釈明会見と同じ説明を行い、「選手からの質問を受け付けたがなかった」ため「これから先はサッカーの話をしよう」と言ったという。ところが、日本代表を取り巻くメディアは、まだ八百長疑惑への関心のほうが高そうだ。
本来なら釈明会見で質疑応答に答えているため、そっけなく終わることもできただろう。だがアギーレ監督は答え続けた。ずっと笑顔を浮かべていたのは百戦錬磨だからなのだろう。ただし、この質問が多いためにアジアカップに関する質問が減っているのは間違いない。
アジアカップは優勝することで、ワールドカップ前年にロシアで開催されるコンフェデレーションカップの出場資格を得ることができる貴重な大会だ。アジアカップ中はアギーレ監督が指揮を執ることが確定した以上、ここから先はチーム作りの評価のほうが重要ではないか。たとえ八百長疑惑が晴れたとしても、チーム作りが順調に進まないようなら、それは監督に責を問うべきことなのだ。
サッカーの話でも八百長疑惑と同じくらい追及してこそ、本来のサッカーに対するメディアの姿勢のはず。アギーレ監督が「ここから先はサッカーの話をしよう」と呼びかけたのは、選手たちに対してだけではないのかもしれない。
【日本蹴球合同会社・森雅史】

