消費増税前の正月初売り 福袋やセールで各地に行列

写真拡大

 百貨店や商業施設の初売りが、今年も初日から盛り上がりをみせている。前年同様に元日営業した西武池袋本店では朝10時までに約2万人が来店したほか、南館が建替え前最後の正月となる松坂屋上野店では混雑によりオープン時刻を通常営業から30分早めて開店。昨年開業し今年から初売りを実施する「MARK IS みなとみらい(マークイズみなとみらい)」や「グランフロント大阪」も多くの人で賑わっている。

正月発売り、各地で活況の画像を拡大

 景気回復への期待感の高まりや消費税増税前では最後の正月ということもあり例年以上の商況が期待される2014年の初売り。百貨店系はそごう・西武の店舗が元日から福袋販売とバーゲンセールを実施し、前日夜11時から人が並びはじめた西武池袋本店では入り口8ヶ所のうち3・4階の婦人服売場に通じる列は地下道の奥まで到達。100万円〜200万円以上の金のシリーズが午前のうちに購入が成立するなど、1日の売上げは池袋本店のほか渋谷店でも前年比110%を記録した。百貨店の多くは初売りを2日から行っており、松坂屋上野店では開店前に約1500人が並び初売りの売上げと入店数はともに同110%を計画している。昨年から先行オープンしている「あべのハルカス」の中核施設「あべのハルカス近鉄本店」は、前年の1.5倍以上に相当する約4,000人が開店前に並び、オープンは当初の10時から20分早めた。

 商業施設は「イオンモール幕張新都心」など元日から営業している施設も多いが、「MARK IS みなとみらい」と「グランフロント大阪」のショップは2日から営業。両施設ともに予定時刻通りに開店したが、「MARK IS みなとみらい」では合計約1,200人が並び、オープン直後は地上1〜3階を中心に混雑したという。