5月8日、お笑いタレント、猫ひろし(34)のカンボジア代表としてのマラソン五輪出場が白紙に戻ったことがわかった。猫の五輪挑戦については、代表決定以前から物議を醸しており、昨年10月にカンボジア国籍を取得したものの、ほとんど日本で活動していたことなどから、「カンボジア選手を差し置いて出場するのはおかしい」と非難の声が上がっていた。

 国際陸上競技連盟(IAAF)は、今年3月、国籍変更選手の参加資格を改定。国籍変更後1年未満の選手については、「連続した1年の居住実績」「国際陸連理事会による特例承認」のいずれかが必要になっていた。

 これに対し、カンボジア陸連は猫が「2009年からカンボジアに住み、ビジネスをしている」などと主張したが認められず、国際陸連理事会に特例の申請を受け入れられることもなく、同会から「(猫が)カンボジア代表で出場できるのは今年の10月以降」と通達された。

 この決定をカンボジアは受け入れる意向で、カンボジア・オリンピック委員会のワット・チョムラーン専務理事も「早急に人選し、別の選手を派遣する」と話している。

 3月末には代表決定会見を開き、オリンピック出場への抱負を語っていた猫ひろし。あれからわずか2ヶ月、猫の夢はスタートの号砲を聞くことなく消滅してしまった。(編集担当:吉岡さとみ)