<中国証券報>中国客車統計信息網がまとめた2012年2月のバスメーカー50社の売上データによると、各種バスの総販売台数は前年同期比90.99%増の1.43万台で、2月単月の販売台数としては過去10年で最高を記録した。このうちスクールバスの販売台数は2925台で、全体の20.5%を占めた。今年1―2月の累計販売台数は4577台、売上総額は7.3億元で、1台当たりの平均価格は15.94万元だった。15日付中国証券報が伝えた。

 スクールバスのうち最も販売台数が多かったのは車長6―9米の小中型車両で、販売台数は3796台、市場シェアは82.94%に達した。このうち車長6―7米の小型車両が全体の35.35%を占める1618台、7―8米の中型車両が同34.54%で1581台、8―9米の中型車両が同13.04%で597台、11米以上の大型車両はゼロだった。  地域別では全国34の一級行政区のうち、新疆ウイグル自治区、チベット自治区、香港、マカオを除く地域でスクールバスが販売された。販売台数が300台を超えたのは5つの省・自治区で、広東省が全体の13.87%を占める635台、河南省が同12.69%で581台、広西チワン族自治区が同10.05%で460台、山東省が同7.43%で340台、黒竜江省が同6.95%で318台だった。

 今回調査の対象となった50社のうち、スクールバスを製造販売しているのは19社で、販売台数が最も多い宇通客車の今年1―2月の累計販売台数は11年通年の実績を上回る1856台に達し、市場シェアは40.55%となった。続いて、保定長安がシェア10.95%で501台、東風客車が同9.02%で413台、桂客集団が同8.26%で378台、河南少林が同6.51%で298台、中通客車が同6.23%で285台だった。  中国公路学会バス分会の余振清副秘書長は、「スクールバスの需要が今年のバス業界の成長を支えるだろう」と語り、特に中型バスが好調な伸びをみせているが、マイクロバスの減少幅も縮小する傾向にあると説明した。  また宇通客車の湯玉祥董事長はメディアのインタビューで、「国内のスクールバス市場は大きな発展が期待できる。政府がスクールバスを重視したことで一気に需要が増えており、少なく見積もっても50―100万台の市場規模がある」と答えた。しかし今年の需要は市場全体で4万台程度と慎重な見方を示し、同社の今年の販売目標は5000―1万台とした。  スクールバスのさらなる普及には、しっかりとした運営管理体制の構築が鍵を握る。湯副秘書長は今年の両会(全国人民代表大会と全国政協会議)に「スクールバスの運営に関する法律法規の制定と早急なバス導入に向けた提案」を提出したことに触れ、「購入資金から運営管理まで解決すべき問題が山積みで、担当や協力体制が明確でない」と指摘。立法によって解決されなければ、スクールバス市場の健全な発展につながらないと主張している。(編集担当:浅野和孝)