「世界を魅了するK-フード」ソース類の輸出が好調=韓国ネットは歓迎せず
2026年6月5日、韓国メディア・アジア経済は、「K-ソースが世界中の消費者の味覚を魅了し、今年の輸出額は過去最高を更新する見通しとなっている」と伝えた。コチュジャン(唐辛子みそ)、テンジャン(みそ)、しょうゆなどの伝統的な韓国調味料に加え、ブルダックやトッポッキ用のソースなど、韓国特有の辛味とうま味を持つソースが世界市場で人気を集めているという。
関税庁の輸出入貿易統計によると、1〜4月のソース類輸出額は1億4214万ドル(約215億円)で、23年同期に比べ15%増加した。ソース類の年間輸出額は16年には1億ドル規模にとどまっていたが、昨年初めて4億ドルを突破し、過去最高を記録した。今年も年初から好調が続いており、再び記録を更新する見通しだという。
かつて韓国から輸出されるソース製品の多くは、現地在住の韓国人や一部のアジア系消費者を中心に消費されていた。しかし近年は「K-フード」人気の高まりとともに、現地の一般消費者による需要が増加している。家庭で手軽に韓国料理を作れるソース類など、製品ラインアップも広がっているという。一般消費者向け(B2C)の製品だけでなく、B2B(企業間取引)顧客の開拓も進んでいる。
こうした流れを受け、大象、CJ第一製糖、三養食品などの主要食品メーカーはソース事業を急拡大している。大象はグローバル食品ブランド「O'Food」を中心に、世界60カ国以上で約480種類のソース製品を販売している。24年のグローバルソース売上高は655億ウォンで、18年比で2倍以上に増加した。
CJ第一製糖のソース類の海外売上高は、過去5年間で年平均12%の成長を記録した。現在は米国、欧州、中国など約60カ国に輸出しており、B2B事業にも力を入れている。
ブルダック炒め麺で世界的ブームを巻き起こした三養食品は、ソース関連の海外売上高が今年1〜3月期に159億2300万ウォンとなり、前年同期比37.3%増加した。年間ベースでも24年の海外売上高は496億4300万ウォンと、前年の2倍以上に拡大している。24年からブルダックソース製品の輸出を開始し、好調な売れ行きを見せているという。
外食企業もソース事業に参入している。外食フランチャイズ「The born Korea」は独自開発した11種類のソースを米国へ輸出しており、今月からはカナダにも販売を拡大する。現在は欧州5カ国、アジア2カ国と事業提携に向けた協議が進められているという。
トーストチェーン大手の「Isaac Toast」も今年4月から海外専用商品の販売を開始した。免税店にも出店し、外国人観光客向けの販売を強化している。
この記事に、韓国のネットユーザーからは「のりの値段が上がったし、外国人に好まれるのも決していいことばかりではない」「原材料や加工食品の値上がりが心配だね」「あまり海外に広めなくていい。韓国人が韓国内で食べるものもだんだん値段が高くなる」「食べたいなら韓国に来て食べてほしい」など、韓国料理の世界的人気を必ずしも歓迎しない声が多数寄せられている。(翻訳・編集/麻江)
