京阪バスの公式インスタグラムより

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先日、関西の路線バス京阪バスが定刻より早く出発したとして行政指導を受け、話題となった。

今年1月、京阪バスに利用者から「バスが予定時刻より早く出発したのではないか」と問い合わせがあった。バス会社がドライブレコーダーを調べたところ、大阪府枚方市の停留所を8時14分に出発するバスが4秒早い8時13分56秒に出発していたことが判明。さらにその先のバス停でもそれぞれ4秒、2秒、4秒、14秒早く出発した停留所があったことがわかった。

国土交通省近畿運輸局は11日、京阪バス京田辺営業所に文書警告の行政指導を行ったが、同営業所は過去にも複数回、早発の違反があり、運輸局は2023年7月に勧告を行っていた。そのため今回は文書警告になったという。

京阪バス担当者は「バスの早発は厳禁にもかかわらず乗務員の時刻確認がおろそかになっていました。改めて注意喚起を行い、再発防止に努めてまいります」とコメント。

このニュースを受け、ネット上では「少しの時間、早目に出発したからといって指導警告するのはいかがなものか」「そんなんでクレーム出すの?」「重箱の隅をつつくようなことして何が楽しいんだか」など、バス会社に同情的な声も集まったが、バスの早発はれっきとした法令違反。旅客自動車運送事業運輸規則12条に「営業所に掲示した発車時刻前に、事業用自動車を発車させてはならない」とある。

とはいっても、なぜ遅延より早発に厳しいのかと疑問になるが、遅延は悪天候・渋滞などの不可抗力なのに対し、早発は運転手の意思によるもので、無理に急ぐと事故のリスクになり、公共交通機関としての信頼を失うからということらしい。

今回の行政指導が正当な処分なのは理解できるが、運転手不足が叫ばれる昨今、これでは運転手のなり手はますます減ってしまうかも。