ラトビアのエビカ・シリニャ首相=AP

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 【ベルリン=工藤彩香】ラトビアのエビカ・シリニャ首相は14日、辞任を表明した。

 アンドリス・スプルーズ国防相の更迭を巡り、同氏が所属する連立与党の中道左派・進歩党が連立から離脱し、政権が崩壊していた。

 スプルーズ氏は10日、ロシアに発射されたとみられるウクライナの無人機がラトビアの石油貯蔵施設に墜落したことを受け、引責辞任に追い込まれた。後任人事を巡り、シリニャ氏と進歩党が対立していた。

 シリニャ氏は14日、SNSで「党の利益が(政権運営の)責任よりも優先された。国防相にふさわしい有能な候補者がいるにもかかわらず、解決策ではなく危機を選んだ」と進歩党を非難した。

 エドガルス・リンケービッチ大統領は15日、今後の対応について議会の各党と協議する見通しだ。ラトビアでは10月に議会選挙が予定されている。