八王子の野生クマ問題、分岐点は「多摩川」か 2023年にはシカも
東京都八王子市で体長1メートルほどのツキノワグマが出没し話題になっている。最初の目撃はゴールデンウィーク中の4月29日に目撃情報および動画が撮影され、次いで5月10日、12日にも目撃された。それぞれ同一個体かどうか不明だが、少なくとも八王子市内にて野生のクマが徘徊(はいかい)しているのだけは間違いないようだ。
なお、野生のクマが目撃されたのは元八王子の雑木林であり、ここは八王子の市街地から数キロ離れた場所にあたる。
50万人規模の人口を誇る八王子市の市街地近くで野生のクマが目撃されることは珍しく八王子市民は不安な日々を過ごしている。
またクマが八王子まで進出したことについて、東京都民は「いつか我々の住む町にもクマがやってくるかも」「東京もクマ対策をしないと」「不安で雑木林に行けない」といった心配の声が相次いでいる。
果たしてクマは都心までやってくるのか その分岐点は、八王子の浅川を経由して多摩川を渡れるかどうか、という点になるという。多摩川は山梨県甲州市から、東京都大田区および神奈川県川崎市の境で東京湾へ注ぐ河川であるが、実は多摩川沿いでは近年、シカなどの野生動物の目撃が相次いでいるのだ。
特にシカの目撃例が多く報告されており、2023年8月には東京都府中市の河川敷にシカが現れるなどしている。
一部では「シカを追ってクマも市街地へやってくるのではないか」とする声もあり、クマ以外の野生動物の動向も気にする必要が出てきそうである。
少なくとも冬季まで八王子市の住民は野生動物には気を付ける必要があるかもしれない。
