【気象解説】今から注意したい「熱中症」 富山県内で連日の夏日
スタジオには気象予報士の平島さんです。きょうも暑かったですね。
富山県内各地で、連日の夏日となりました。きょうは、今から気をつけておきたい熱中症の対策について詳しくお伝えします。
きょうは高気圧に覆われ、県内の最高気温は富山空港と氷見市などで26度、富山市でも25.1度と10の観測地点のうち5か所で夏日を観測しました。
まだ5月ですが、体を動かすと汗ばむような陽気が続いていますね。
人の体は本来、汗をかいたり、皮膚から熱を逃がしたりして体温を調節しています。しかし、暑さや湿気の影響で、この働きが乱れると起こるのが、熱中症です。
体内の水分や塩分のバランスが崩れ、めまいや頭痛、けいれんなどの症状を引き起こします。特に、子どもや高齢者は注意が必要です。
では、熱中症を予防するには、どのような対策をとればよいでしょうか。
気にしてほしいのが「暑さ指数」です。
暑さ指数は、気温だけではなく、湿度や日差し、地面からの熱などの輻射熱も合わせて計算する指標です。
環境省の指針では、28以上の「厳重警戒」で、激しい運動は原則中止。
31以上になると、高齢者などは安静にしていても熱中症になる恐れがあるとして、警戒が呼びかけています。
そして、こうした危険な暑さへの注意を呼びかける情報が、「熱中症警戒アラート」です。
熱中症警戒アラートは、環境省と気象庁が共同で発表しています。全国を58の地域に分け、暑さ指数が33以上になると予想された場合に発表されます。
今年は先月22日から始まり、10月21日まで運用されます。
去年、富山県では28回発表されました。さらに、おととしからは、もう一段階上の「熱中症特別警戒アラート」の 運用が始まりましたが、全国どの地域でもまだ一度も発表されていません。
アラートが出た場合、どう行動すればいいのでしょうか。
とにかく暑さを避け、予防を徹底してください。外出を控える・外での運動はしない・エアコンを適切に使う。
そして、こまめな水分・塩分補給を心がけてください。高齢者や子どもへの声かけも大切です。
県内各地の暑さ指数や熱中症警戒アラートが出ているかどうかは、環境省の「熱中症予防情報サイト」で確認できます。外に出る前など、こまめにチェックする習慣をつけておきましょう。
まだ体が暑さに慣れていない時期ですし、今のうちから気をつけたいですね。気象予報士の平島さんでした。
