ジョカで注ぐぬる燗が42度。四谷三丁目『羅無櫓』の高尾の湧き水で仕込む前割り焼酎は、延々飲める旨さ

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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・四谷三丁目の居酒屋店『羅無櫓(らむろ)』です。

ゆるり前割りお燗を質実剛健な空間で

カウンターに腰を落ち着けて見渡すと、店内にはザイルやランタンなど登山の道具や、山や山男たちの写真、山関係の蔵書などが所狭しと飾られている。

御年84歳になる店主の末松さんは明治大学山岳部のOBで、店を開いたきっかけは「先輩から仲間が集まれる場所を作ってくれ」と言われたから。どうりで落ち着いただけではない、どこか質実剛健な雰囲気が漂っている。

おすすめは前割り芋焼酎のお燗だ。

お通し1000円、お湯割り800円〜

『羅無櫓(らむろ)』(手前)お通し 1000円 (奥)お湯割り 800円〜 ウルメやアゴを噛み締めながらの一杯がたまらん

前割りとは焼酎と割り水が馴染むように数日前から合わせて寝かせたものを言う。さらにこちらの決め手が、「いろいろ試した結果、これが一番旨かった」という高尾の湧き水だ。前割りの甕からチロリに移してお燗をつけ、年季の入ったジョカで供する。ととととと……。お猪口に注ぐとちょうど42度くらいのぬる燗になる計算。

あああ、いいね。やさしく、じんわりと甘く体に沁みて心の中まで温まる。お通しにはアゴとウルメイワシの干物や煎り大豆、利尻昆布など。味の決まった和牛牛すじ煮込みもいい。

「これね、延々と飲めちゃうんです」とご主人。まさに。ゆるりと語らいたくなる雰囲気の中で時間もゆっくり溶けていく。

『羅無櫓(らむろ)』店主:末松誠さん

店主:末松誠さん「ジョカで出すところは少なくなったね」

『羅無櫓(らむろ)』57歳で開店。27年目を迎え、時を積み重ねた空間が落ち着く

四谷三丁目『羅無櫓(らむろ)』

[店名]『羅無櫓(らむろ)』

[住所]東京都新宿区荒木町7

[電話]03-3358-9515

[営業時間]18時〜深夜

[休日]不定休

[交通]地下鉄丸ノ内線四谷三丁目3番出口から徒歩5分

撮影/大西陽、取材/池田一郎

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

※画像ギャラリーでは、芋のお湯割りに合う絶品料理の画像をご覧いただけます

※月刊情報誌『おとなの週末』2026年3月号発売時点の情報です。

■おとなの週末2026年6月号は「ビールは旅。」

【画像ギャラリー】『羅無櫓(らむろ)』の「お湯割り」がコレ!やさしくじんわりと甘く体に沁みて心の中まで温まる(7枚)