中国サッカー協会(CFA)は10日、今月4日の北京地区U-10リーグで両チームの選手が自陣ゴールへシュートしあってオウンゴールを連発する試合があったことを報告し、「競技風紀管理上の問題について徹底的な調査を行う」と発表した。

 現地メディア『財新』などによると、問題となったのは東城体育学校チーム16オレンジ対キッカーズ・ランの一戦。この試合は勝者がグループ首位通過して敗れたチームが2位通過する状況で、すでに両チームとも決勝トーナメント進出を決めていたという。首位通過した場合はより力の強い相手と対戦することが確定していたため、両チームは勝ち上がる可能性を高めるべく敗れて2位通過することを狙ったようだ。

 その結果、キッカーズ・ランの選手が自陣ゴールに3本シュートを放ってオウンゴールし、続いて東城体育学校チーム16オレンジが同様の形で2回オウンゴールをする異例の試合展開になったことが報じられている。

 北京市サッカー協会はこの事案を「公平な戦いの精神に重大に反する」行為と認定。両チームを今大会から除名するとともに、両監督などの指導者に対して1年間の市内サッカー活動禁止処分を下すことを決定した。

 また、CFAも「青少年サッカーの健全な発展を阻害する悪しき風潮に断固として反対する」と声明を発表し、「青少年大会でこうした事案が発生したことは極めて深刻であり、重大な悪影響を及ぼした」と指摘。CFAとしても調査を行って厳罰を下す方針を示している。