【特集】めちゃめちゃかわいい!木曽馬の2頭の赤ちゃん すくすく成長 絶滅が心配される中、命をつなぐ【長野】
特集です。
長い胴体に短い足、太く短い首が特徴の「木曽馬」。頭数が減少し、絶滅が心配される中、木曽郡木曽町の開田高原では今年も新しい命が誕生しています。
母馬と一緒に放牧地へと向かう木曽馬の赤ちゃん。3月13日に生まれたばかりのオスの子馬です。この日は放牧されると母馬の乳を飲んだり、昼寝をしたりと、愛らしい姿を見せていました。
「かわいい、こっち見てる。」
「もう一回こっち向いて。」
「来た来た。」
首都圏から
「かわいい。木曽馬は親も子もかわいらしいから、小っちゃくて。」
首都圏から
「イヌみたいに人懐っこくて、ごろごろして、あくびとかしたりしてすごくかわいいです。」
ここは木曽町開田高原にある「木曽馬の里・木曽馬乗馬センター」。1995年にオープンし、木曽地域を中心に古くから飼育されてきた本州唯一の日本在来馬である木曽馬の保護・育成を行っています。来場者の中には本格的なカメラで撮影する人の姿も…。
愛知県から
「もともと風景を撮っていたんですけれど、御嶽山と風景を撮りに来たらこの子たちに会って。他のサラブレッドとは違ってとてもかわいらしくて愛らしい。何となくまた会いたくなる存在。」
愛知県に暮らすこちらの女性。
2012年から多い時には、月2回ほど木曽町を訪れるなど、次第に「木曽馬」にひかれていったといいます。
「木曽馬」は県の天然記念物で長い胴体に短い足、太く短い首が特徴です。平均的な体高はおよそ130センチ、体重は350キロから380キロほど。木曽町によりますと、古くから農耕馬として明治初期には全国で1万頭ほど飼われていましたが、農耕の機械化に伴って急激に減少。1970年代には30頭まで減り、絶滅が心配されましたが、保護活動によって頭数を増やし、何とかその数が維持されています。
「木曽馬の里・木曽馬乗馬センター」では、現在43頭を飼育。馬と触れ合うだけでなく乗馬体験をはじめ、地元の小学校に出向き、木曽馬を使って田んぼを耕す馬耕体験を行うなどその魅力の発信にも力を入れています。
木曽馬の里・木曽馬乗馬センター 中川剛 場長
「(木曽馬は)古くは戦国の名馬であったり、軍馬として使われる時代もありましたし、戦後農耕馬として需要も若干あって、この地域ではなくてはならない家畜ではあるんですけれども、家族のような存在の馬。」
春の訪れと共に「木曽馬」の誕生は開田高原の風物詩となっています。
3月13日。母馬「春嶺(はるみね)」にとっては3回目の出産です。馬は外敵から赤ちゃんを守るため、本能的に夜に出産することが多いとされています。
母馬が寝たり、立ったりを繰り返し、出産は間近です。破水した後、赤ちゃんの足が見えてきました。そして、大きな鳴き声を上げると…。その数分後に元気な赤ちゃんが生まれました。体重は33キロ。予定日より2週間早い誕生です。それから3週間後…。牧場を駆け回るなど元気に成長。
岐阜から
「かわいい。」
首都圏から
「しっぽとか大人の馬と違ってふわふわで触りたいなと思いました。」
首都圏から
「馬好きなんで、めちゃめちゃかわいかったです。」
3月28日にはメスの赤ちゃんが誕生。出産予定は20日で、およそ1週間遅れの誕生となりましたが、母親の乳を飲んですくすくと成長しています。
木曽馬の里・木曽馬乗馬センター中川剛 場長
「今年は2頭誕生しました。1頭目の子馬は結構ぼーっとした感じの子で3週間たって普通になってきたかなと思う。2頭目の子馬はもともと元気な子なのでそのまま育ってくれれば。」
4月中には、2組の親子が一緒にいる姿を間近で見られるということです。新たに誕生した2頭の子馬が木曽馬の血を受け継ぎます。
