「眠りをコントロールする耳栓」が発売。脳波に応じて音が出ます
ユーザーがイヤホンに求めるものは、「音を聞くこと」です。…が、最近は“サブの仕事にも注目が集まっています。
サブ仕事とはヘルストラッキング。昨年リリースされたAppleのAirPods Pro 3は心拍モニタリングができますが、今後、イヤホン業界全体でヘルス機能はますます向上していきそう。
リアルタイムで眠りをチェック
Google親会社アルファベットの研究開発部門Google Xからインキューベーションとして独立、脳波にコミットするNextsenseが開発した「Nextsense Smartbuds」。
これは、イヤホンというよりも耳栓です。音を出すこともできますが、音楽を聴く・通話をするのではなく、理想的な眠りのためのオーディオを再生するのが狙い。メインタスクは搭載されたEEG(脳波検査)センサーによる脳波の読み取りです。
脳波から眠りをトラッキングするのですが、一般的な睡眠アプリとは異なりリアルタイムで脳波をモニタリングするのがミソ。
リアルタイムでトラッキングデータを出されても、こっちは寝てますし?と思うかもしれません。ですがこのイヤホン、リアルタイムの眠りデータを元に、眠りの微調整をしてくれるんだそうです。よりぐっすりと深い眠りに誘うよう、データに応じてうまい具合に刺激になる音を送るのだとか。
進化する耳栓界隈
イヤホンにヘルス機能を乗せる、またはイヤホン型のヘルス端末は、昨今注目度があがっています。
フランスのスタートアップNaoxが開発する「NAOX Link NX01」もEEG搭載の睡眠ツール(耳栓)で、年内後半にリリース予定。Naoxは自社技術をライセンス提供する案もあるそうで、EEG搭載のイヤホンは今後増えるかもしれません。
眠り関連のイヤホンといえば、耳栓とイヤホンの中間的立ち位置の寝ホンも含まれます。AnkerのSoundsore Sleep A30はノイキャンで眠りの妨げとなる騒音をカットしたうえで、横向きで寝ても装着感がいいという代物。
眠りのために人間はどこまでテクノロジーを進化させるのか、そしてお金をだせるのか…。
Nextsense Smartbudsはコンセプトではなく、購入可能のプロダクト。399ドル(現在、先行販売で249ドル)、日本円で約6万円で販売中。ネックなのは月額15ドル(約2,300円)のサブスクが必要なこと…。

