AIは道具ってか15人の部下。Claude Code生みの親が語った“究極すぎるマネジメント術”
「ぼくのAIツールの設定は、驚くほど普通だよ」
そうXで語ったのは、最新のAIツール「Claude Code」を開発したボリス・チェルニー氏。彼はそれに続けて「自身のAIの使い方」を明かしているのですが…そちらはなかなかぶっ飛んでました。
よく読むと、テクノロジーを駆使するってよりは部下をマネジメントするって感じが近くて新鮮ですよ。AIを「何でもできる魔法」として崇めるのではなく、「優秀だけど教育が必要な存在」として扱っています。
Claude Codeは、AIにコードを書かせるためのツールです。「答えを教えてくれる」というイメージが強いAIですが、「ファイルを書き換え、内容をチェックし、間違いがあれば自分で直す」という実行力を持ったAIが登場・普及しつつあります。Claude Codeもその1つです。
1. 「15人の部下」を同時に動かす
チェルニー氏は、1つの窓でAIとじっくり話すことはしません。なんと、15個ものAIウィンドウを同時に開いて作業しています。明確な運用ルールが定められているのが印象的です。
・並行して進める:5つ、10つと複数のAIに別々の仕事を同時に投げ、自分はそれらの進捗をザッピングしながらチェックします。
・「賢さ」に妥協しない:処理が速いAIではなく、多少時間がかかっても「深く、正しく考える」AI(Opus 4.5)を選びます。結局、一発で正しい答えを出してくれる方が、何度も指示し直すよりずっと速いからです。
・リモート上司スタイル:朝、スマホからAIにいくつか指示を出しておき、後でPCからその「仕事の結果」を確認するスタイルをとっています。
2. 「失敗」を「チームの教科書」に変える
チェルニー氏の開発チームでは、「AIのための失敗ノート」(CLAUDE.md)を共有しているそうです。
・二度と同じ間違いをさせない:AIが一度でも間違った答えを出したら、それを「次からはこうしてね」という指示と一緒にノートに書き留めます。このノートはチームの共有財産として、週に何度も、みんなで更新されているそうです。
・マニュアル化する:AIは仕事に取り掛かる前に必ずそのノートを読みます。使えば使うほどAIが「自分の好み」や「組織のルール」を学習し、賢くなっていく仕組みを作っています。
3. 「いきなりやらせない」のが最速への近道
私たちはついAIに「これやって」とすぐ結果を求めてしまいます。しかし、チェルニー氏はあえて「作戦会議」から始めます。
・まずは「計画」から:いきなり作業させるのではなく、まずはAIに「どういう手順で進めるつもりか」を言わせ、納得がいくまで話し合います。
・AI自身に「検品」させる:仕事が終わった後、AIに「自分の仕事が間違っていないか、もう一度別の方法でチェックして」と頼みます。この「自分で確認させる」工程を入れるだけで、成果物の質は2〜3倍に跳ね上がるといいます。
ボリス氏の手法は、Claude Codeを使っていなくても応用可能です。PCならAIとのチャット窓は複数開いておけます。自分の好みや組織のルールをまとめたノートを作っておけば、いつでもAIに読ませられます。あとは、計画を立てさせ、最後はチェックさせてみるだけです。
Source: Boris Cherny/X

